「コラム」チャン・グンソク!兵役までの第1部ストーリー(中編)

役になりきる
チャン・グンソクは次のように言う。
「実は、子供のときから寒いのは大嫌いでした。北海道に出発する前から本当に大丈夫かと思って、いろいろなものを準備していました。実際に行ってみると、雪しかないので、びっくりしましたよ(笑)。でも、雪の世界はすごくきれいでした」
ここまで苦労して撮影した『ラブレイン』。韓国では2012年3月から放送が始まったが、視聴率は苦戦した。
それでも日本には史上最高額で版権が販売されたという。チャン・グンソクの人気の賜物であろう。
2012年7月24日、『ラブレイン』の日本での地上波初放送を記念する記者会見が東京・フジテレビのマルチシアターで開催された。チャン・グンソクは2役を演じた感想をこう述べた。


「2人は、まったく正反対の役どころです。1つの作品の中でまったく違ったキャラクターを演じるという挑戦は、僕にとって大きな意味があると思い、出演を決めました。1970年代の純粋な心を持ったイナという人物は、僕と非常に似通った面がありました。セリフは多くありませんが、眼差しや小さな仕種で表現することができました。そういう意味で、演じやすかったです。逆に僕がこれまでに経験したことがない、プレイボーイの一面を持つジュンという役は、とても難しかったです。内面に秘めた繊細さと大胆な行動様式というものに気を遣いながら演じていました」
こうした説明を聞いていると、チャン・グンソクがいかに役を完全に自分の手の中に入れているかがわかる。

コラム提供:ヨブル
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2018.07.21