現役兵として入隊したときの新兵訓練は5週間で、社会服務要員や義務警察の場合の新兵訓練は4週間である。いずれにしても、新兵訓練の一番最初には何をするのだろうか。5週間の新兵訓練を例に説明してみよう。
最初は準備段階
新兵訓練の入所式は入隊日の午後に行なわれる。兵役では最初の公式行事で、新兵たちもまだ私服だ。
自宅からそのまま来たから仕方がない。
観客席では父母、友人、恋人が見守っている。入所式が終わると、訓練兵たちは練兵場を離れて、いよいよ新兵訓練の準備に入っていく。
訓練兵たちは正式に訓練所で登録作業を行ない、その後に自己診断の報告書を書く。これは、自分自身に対するテストだ。
入隊する前の自らの生活や経験を正確に分析することで、今後の兵役生活への覚悟を明確に持てるようにするのである。
次に、訓練兵たちは身長・体重などの体格を正確に測定し、それを元に身体に合う活動服(生活するときに着る服)の支給を受ける。
以後は夕食を取り、宿舎で休むことになる。(ページ2に続く)