女性の美容・健康ニーズ アジア5都市調査 2014 ~美容に、健康に、熱い視線を注ぐ東南アジア女性~

図表1 健康・美容への関心

株式会社日本能率協会総合研究所(略称:JMAR)では、近年注目を集めるアジア新興3大都市「バンコク(タイ)」「ジャカルタ(インドネシア)」「ホーチミン(ベトナム)」、及び美容・健康先進都市「ソウル(韓国)」「東京(日本)」の女性を対象に、「女性の美容・健康ニーズ アジア5都市調査 2014」を実施いたしました。その結果、下記のような実態が明らかになりましたのでご紹介いたします。

【主な調査結果】

成熟化が進み新たな消費意欲の喚起が難しい東京・ソウルに対し、東南アジアでは、女性の健康・美容に対する強いニーズと、様々な商品・サービスへの高い消費・利用意欲がうかがえました。

【調査結果】

■結果1:健康・美容への関心

「健康の維持・増進」を「日頃から強く意識しており、十分な対策をしている」と回答した人は、東京・ソウルの1割台に対し、ジャカルタでは約6割に達し、ホーチミン約5割、バンコク4割台と高かった。「美容・ビューティケア」についても、ジャカルタ・バンコクは4割以上。東南アジア3都市の美容と健康に対する強い関心がうかがえた。

図表1 健康・美容への関心(単一回答)

http://www.atpress.ne.jp/releases/48629/img_48629_1.png

■結果2:髪・頭皮の悩み

東京では「白髪」「くせ毛・うねり」「まとまりがない・パサつく・はねる」といった髪に関する悩みが上位だが、ジャカルタ・ホーチミンは「抜け毛・薄毛」「フケ」といった頭皮に関する悩みが上位に挙げられた。全体的に、東京以外の都市では髪・頭皮に関する悩みの程度は高い。特に、東南アジア3都市では髪より頭皮に関心が向けられている。

図表2 髪・頭皮の悩み ベスト10(複数回答)

http://www.atpress.ne.jp/releases/48629/img_48629_2.png

■結果3:体調・症状の悩み

東京・ソウルでは「肩こり」、ソウル・ホーチミンでは「目の疲れ」が顕著に高い。また、「頭痛」「不眠」は東京以外で高く、特にホーチミン・ジャカルタで悩んでいる人が目立った。東南アジア3都市では肩より首から上の不調が目立っている。

図表3 体調・症状の悩み ベスト10(複数回答)

http://www.atpress.ne.jp/releases/48629/img_48629_3.png

■結果4:今後使用したい有償の美容サービス

「歯のホワイトニング」が5都市に共通して上位にランクインした。バンコクでは「レーザー」系のエステが目立った。東京以外では総じてエステ等の美容サービスへの利用意欲が高い。特に東南アジア3都市でのエステ美容への関心の高さが見受けられた。

図表4 今後使用したい有償の美容サービス ベスト10(複数回答)

http://www.atpress.ne.jp/releases/48629/img_48629_4.png

■結果5:定期的に飲用している美容・健康ドリンク

ホーチミンでは半数が「豆乳」を定期的に飲用している。ジャカルタでは「ミネラルウォーター」、ソウルでは「果実酢・酢飲料」、バンコクでは「コラーゲン入り美容ドリンク」「コラーゲンパウダー(粉末タイプ)」といったコラーゲンが人気。東南アジア3都市での飲用率の高さが目立っている。

図表5 定期的に飲用している美容・健康ドリンク(複数回答)

http://www.atpress.ne.jp/releases/48629/img_48629_5.png

【調査設計】

<調査目的>

アジア各国の女性の美容・健康意識や、美容・健康市場の有力な商材・サービスを明らかにするため、(1) 美容と健康意識、(2) 美容関連の化粧品や手入れについて、(3) 美容や健康のための健康食品・サプリメント、(4) 健康関連について、調査を企画・実施いたしました。

<調査手法>

当社「JMARグローバルネットサーベイ」によるインターネットリサーチ

<調査対象都市>

バンコク、ジャカルタ、ホーチミン、ソウル、東京

<調査対象者>

上記都市に3年以上居住する女性(20歳代~50歳代)

<サンプル設計>

計2,000サンプル(各都市400サンプル、各都市各年代100サンプル)

<調査期間>

2014年2月20日(木)~3月4日(火)

【ウエイトバック集計について】

本リリースで掲載されている集計結果は、ウエイトバック集計によって出力しています。ウエイトバック集計とは、回収されたサンプルにおける属性別構成比率を、母集団の構成比率に準じるように重みづけを行って集計する方法です。5都市全てウエイトバック集計を実施しているため、5都市の回収サンプルにおける属性別構成比率の違いを考慮することなく比較することができます。

【株式会社日本能率協会総合研究所について】

株式会社日本能率協会総合研究所は、お客様の経営革新と社会の発展を使命とする日本能率協会グループのシンクタンクとして、専門性に裏打ちされた確かなリサーチを提供しています。主な事業として、官公庁の政策・計画立案に資する調査研究、民間企業向けのマーケティング・リサーチ、および会員制のビジネス情報提供サービスを行っています。特に、海外事業を展開する民間企業に対して海外消費者調査、業界調査、産業調査を積極的に提供しています。

会社ホームページURL: http://jmar.biz/

調査アウトプット

(1) 〔バンコク編〕 データ集&集計データ・ローデータ

(2) 〔ジャカルタ編〕データ集&集計データ・ローデータ

(3) 〔ホーチミン編〕データ集&集計データ・ローデータ

(4) 〔ソウル編〕  データ集&集計データ・ローデータ

(5) 〔東京編〕   データ集&集計データ・ローデータ

(6) 〔都市別比較編〕冊子

本リリースに記載していないアウトプットにつきましては、有償にてご提供いたしております。下記お問い合わせ先まで、お気軽にご連絡ください。

【本調査に関するお問い合わせ】

株式会社日本能率協会総合研究所 グローバル事業部 消費者研究部

所在地: 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル2階

TEL  : 03-6202-1287

FAX  : 03-6202-1294

e-mail: [email protected]

詳細はこちら

 

2014.07.17