※ネタバレになる内容が含まれています。
韓国俳優チャン・ヒョクが狂った。いや狂ったように笑わせた。
チャン・ヒョクは去る10日に放送されたMBC水木ドラマ「運命のように君を愛してる」(原題)第4話でまさに“ワンマンショー”の大活躍を繰り広げた。チャン・ヒョクが演じるイ・ゴンは真剣とコミカルを行き来しながら、終始ドラマの流れを主導した。
倉庫にキム・ミヨン(チャン・ナラ)と2人きり閉じ込められ、彼女の願い箱を開けて共感したり、お腹の中の子どもの超音波写真や心臓の鼓動を聞いて、「子どもを産む」と決意する姿は温かいカリスマが感じられた。
ドラマ全体の雰囲気を作る大袈裟でコミカルな設定は台本や演出、そしてチャン・ヒョクの表情や動きと組み合わさり、強烈な相乗効果を出した。手術を止めるため、ドラマ「チュノ〜推奴〜」のテギルがひたすら走ってくような産婦人科内のアクションシーンは、倒れてぶつかってを繰り返すどたばたコメディを届けた。
しかし、体を使ったギャグだけではなかった。放送の最後には、自分が陰謀に巻き込まれて興奮剤を飲んで、ミヨンと一夜を共にすることになったことを悟り、後悔して怒り狂う姿は、病院の相談シーンを通じて没入度200%の大爆笑ポイントとして誕生した。
ミヨンを恐ろしい吸盤を持った“かたつむり”に例えて、やつれた顔で話ながら、絶叫する彼の姿はその前の真剣だった彼の姿を全て消しさるほどに強烈だった。
涙まで流す彼の完璧な演技は、彼の肩に乗ってゆっくりと這い上がってくるかたつむりのCGとBGMで、最後まで笑わせた。力強いがなぜか“面白くて悲しい”彼の笑い声は、妙に中毒性まで持っている。
もちろん、このようなダイナミックなチャン・ヒョクのワンマンショーはこれを完全に支えるチャン・ナラがそばにいるからこそ可能だった。2人の組み合わせは「運命のように君を愛している」の流れを見事に作り出している。
チャン・ヒョクは、この日の姿でイ・ゴンというユニークなキャラクターと完璧にひとつとなり、引き立つ演技力を立証した。毎回、目立つコミックシーンを生み出すことはもちろん、退屈することなく速いスピードの展開、キャラクターの組み合わせなどはドラマに力を加えている。
現在4話まで放送された「運命のように君を愛してる」が最終話までこのような流れを維持し、地上波3社の水木ドラマ競争で逆転して勝利をつかむことができるのか期待される。
WOW!korea提供