厳しい訓練で怪我をして補充役になる人もいる(写真=韓国陸軍公式サイトより)
最近、兵役に関するニュースの中でも「補充役」という言葉がよく出てくる。この補充役というのは、何を意味しているのだろうか。具体的に説明していこう。
徴兵検査の4級が補充役
現役兵としていったん入隊した後で、補充役に変わって社会服務要員になる人が最近は目立っている。芸能人の中にもそういう例がいくつかある。
それによって、補充役に関心が集まっている。
その補充役を説明するために、最初に徴兵検査における兵役等級について見てみよう。韓国の男子が徴兵検査を受けて身体や精神の健康状況を検査されると、そこで総合的に兵役等級が決まってくる。
この兵役等級は7段階にわかれている。
1級から3級までに判定された人はそのまま現役兵となって軍隊に入隊する。
そして、4級と判定された人が補充役である。怪我の後遺症があるとか、何か持病を抱えているとか、そういう病歴などによって現役での兵役が難しいと判断された人が補充役になるのである。
兵役等級に戻ると、5級が「第二国民役」(戦時に軍務の協力をするが、平時は兵役免除と同様)となり、6級が兵役免除になる。そして、7級と判定された人は徴兵検査の再検査対象者に該当する。(ページ2に続く)