先ごろ、韓国芸術団メンバーとして北朝鮮・平壌(ピョンヤン)での公演に参加した女性歌手ジョンイン(37)が、心境を明かした。
ジョンインは6日、所属事務所を通して「出演者の中でも1番目にステージに立ったのだが、まだ会場の雰囲気が落ち着く前で、私も観客の方々も緊張していたようだ。でも、普段と同じ気持ちで歌に集中しようと努力した」と公演を振り返った。
ジョンインは、ピアニストのキム・グァンミンの演奏曲「家に帰る道に」を歌い、観客の前に登場。「普段とは異なるスタイルで歌を歌うことになり緊張して震えたが、キム・グァンミン先輩の美しいピアノ演奏と楽曲のおかげで、ときめきと感動の中で歌うことができた」と笑顔をみせた。
また、自身の代表曲「上り坂」と、Aliと共に「顔」を熱唱し、彼女だけのカラーを披露。特に「私たちが行く道は厳しいけれど揺れることなく、一歩ずつ進んでいこう」というメッセージが込められた楽曲「上り坂」は、深い感動と慰労を伝えた。
「『上り坂』をその場所(北朝鮮)で歌うということが信じられないくらい深い意味があった」と話したジョンインは、「観客の皆さんが、心から歌を聴いているという思いが伝わり、忘れることのできない思い出になった」と語った。
WOW!korea提供