写真=韓国陸軍公式サイトより(写真はイメージです)
韓国と北朝鮮を分ける軍事境界線の中で南側の中央部に位置しているのが鉄原(チョロン)だ。ここに駐屯しているのが第3師団で、この部隊はよく「白骨部隊」と呼ばれている。白骨になるまで戦い抜くのが伝統なのだ。
韓国で一番寒い
白骨部隊があるのは江原道(カンウォンド)の鉄原。
江原道というと、平昌(ピョンチャン)オリンピックが開催された地域だが、鉄原は平昌よりずっと北に位置している。
ソウルから見れば、鉄原は北に80キロメートルの所にある。
まさに韓国の最北部だ。
しかも、山間部なので冬は特別に寒い。
真冬の最低気温は普通でも零下20度を下回る。特に寒いと零下30度近くまで下がってしまうこともよくある。
この厳しい寒さの中で軍務に励むのだから、白骨部隊の兵士たちは大変だ。
しかも、彼らには緊張感がみなぎっている。北朝鮮が攻めてきたときに鉄原が真っ先に激戦地になるからだ。(ページ2に続く)