平昌(ピョンチャン)オリンピックは、競技によって会場が数カ所に分散しているが、韓国のウィンタースポーツのメッカと言える龍平(ヨンピョン)リゾートも競技会場になっている。龍平リゾートと言えば、あの『冬のソナタ』のロケ地としてよく知られている。
龍平リゾートは冬ソナの名場面の宝庫
龍平リゾートは、別名で「ドラゴンバレー」と呼ばれている。
1975年に韓国で初めてスキー場が開設された場所だ。もちろん、韓国有数の冬季リゾートで、スキー場の麓(ふもと)にはホテル、コンドミニアム、レストランがたくさんある。スキーシーズンともなると、韓国だけでなく東南アジアからも多くの観光客が訪れている。
私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)が初めて龍平リゾートに行ったのは2003年の10月。そのときはまだ日本で『冬のソナタ』のブームが起こっていなかった。
それ以来、何度も龍平リゾートに行ったが、印象深かったのが『冬のソナタ』によく登場したゴンドラだった。
そのゴンドラに乗ると、周囲の山が見渡せるすばらしい頂上にたどり着く。そこは、ドラゴンピークと呼ばれた。
『冬のソナタ』でも、チュンサンとユジンがドラゴンピークで雪を掛け合って遊んだりする場面があったが、とにかく龍平リゾートは『冬のソナタ』の名場面の宝庫だった。
まさか、そこで冬のオリンピックが開かれるとは当時まったく予想しなかった。(ページ2に続く)