ソウル中央地裁は10日、韓国の人気グループ「JYJ」のメンバー、パク・ユチョンの知人の携帯電話を拾い、保存されていた写真などを流出させるとして1億ウォン(約1000万円)を脅し取り恐喝罪に問われた30代の女に対し、懲役10か月の実刑判決を言い渡した。
今年2月、ソウル市内でユチョンの知人が紛失した携帯電話を拾った被告は、ユチョンと所属事務所に電話をかけ、保存されていた写真やショートメッセージを公開しない代わりに1億ウォンの支払いを要求。翌日、ユチョンのマネージャーから1億ウォンを受け取った直後に、通報を受け待機していた警察に逮捕された。
判決について裁判官は、被害額の大きさや被害者と和解に至らなかった点、ユチョン側が被った被害の大きさを考慮したと説明した。
1億〜5億ウォンの恐喝罪の量刑基準は懲役1年6か月〜4年だが、今回はそれを下回る懲役10か月が宣告された。これについては被告に前科がなく深く反省しているほか、被害金額を即時返還し、実際に携帯電話のデータを流出させていないためと説明した。