米国のインディーズダンス女性歌手Darnaaが今月中旬、セウォル号沈没事故の犠牲者と遺族を慰労する追悼曲「Yellow Ribbon」を発表する。所属事務所EWAが5日、明らかにした。
「Yellow Ribbon」は、電子サウンドが特徴的なトリップホップジャンルの楽曲で、Darnaaが自ら歌詞を書き、アルバム制作費用も負担したという。また、曲が収められたデジタルシングルの名称は「バタフライ」に決定した。
「私はあなたを手放したくないです。あなたは、私の全てだから」という英語の歌詞には、事故でこの世を去った子供たちを思う悲しみが込められている、と事務所側は説明した。
Darnaaは「この楽曲が、沈没事故で苦痛を受けた遺族と韓国国民へ少しでも慰労を伝え、希望のメッセージになればと願っている」と明かした。
2012年、アルバム「Runaway」でデビューしたDarnaaは「Calling it love」や「We All Sleep Alone」などをヒットさせ、ファン層を広げた米国のインディーズミュージシャン。先ごろ、テキサスで開催された音楽フェスティバル「SXSW」に参加し、ステージを披露した。
なお、追悼曲は米国と中国などでも同時リリースされ、音源の収益金はセウォル号事故の遺族に寄付される予定だ。