パク・ボゴムは11月16日に東京都内で記者会見を行なった。『雲が描いた月明り』がテレビ東京で放送されるにあたって開いた会見だったが、そこで注目すべき発言をしている。それはどんな言葉だったのか。
舞踊を愛する世子
2016年に韓国で『雲が描いた月明り』が放送されるとき、その予告編が大きな話題となった。主演のパク・ボゴムが光化門(クァンファムン)の広場で、韓服を着て踊ったのである。
そのときの様子をパク・ボゴムは「本当に自分が世子(セジャ)になったような気分になりました」と語ったのだが、さらに彼はこう付け加えた。
「イ・ヨンという人物は、実在の孝明世子(ヒョミョンセジャ)をモチーフにしていると言われています。この孝明世子は、芸と音楽をこよなく愛していた人物でもあるのですが、踊りにも非常に関心があった世子として知られています。僕もそのことについて勉強しましたし、それがとても心に響きました。それだけに、孝明世子のことをいろいろ考えながらダンスをしていました」
ここで注目したいのは、パク・ボゴムが「孝明世子は芸と音楽をこよなく愛していた人物」「踊りにも非常に関心があった世子として知られています」と語ったことだ。
イ・ヨンのモデルとなった孝明世子(1809-1830年)。この歴史的な人物のことをパク・ボゴムはよく調べていた。
それでは、孝明世子はどのように踊りに関心を示していたのか。(ページ2に続く)