俳優キム・ジュヒョクが過去に父親である俳優キム・ムセンと共に撮影したCMに再び注目が集まっています。2011年、MBC-TV「膝打ち道場」に出演した際、キム・ジュヒョクはこれに関連するエピソードを語ったことがありました。
彼の父キム・ムセンは2005年4月、肺がんによりこの世を去りました。1960年代から俳優として活躍してきた人物でした。
キム・ジュヒョクはキム・ムセンの次男であり、東国大学演劇映画科の後輩でもありました。彼らは生前、たった一度だけCMで共演したことがあったのです。
当時のことを振り返ったキム・ジュヒョクは「普段家では互いに話すこともあまりなかったのに、CMでは熱い視線を交わす演技をするのが難しかった。広告主さんの立場からしても、やりづらかったと思いますよ」と明かし、笑いを誘いました。
続けて「当時、がんの闘病中だった父は、大変だったと思います。でも僕のために最後まで撮影を共にしてくれました」と感謝の思いを伝えました。
彼は「今考えてみると、本当に切なかったです。俳優になったところ、父になにもしてあげられなかったと思って、後悔しています」、「一度も、愛してると言ったこともありませんでした」と悲しい表情を浮かべました。
キム・ムセンがこの世を去った年の年末、2005年SBS「演技大賞」では、彼に特別功労賞が贈られましたが、キム・ジュヒョクが代理で壇上に上がりました。その際、「父は本当に、しっかりとした演技者の道を見せてくださいました。心の底から恋しいです」とコメントし、人々に感動を与えました。
“親の七光り”と言われないよう、着実に俳優の道を自分の足で歩んできたキム・ジュヒョク。2017年10月30日に起きた交通事故によって、突然この世を去ってしまった彼が残した言葉たちに、人々は今日も涙を流すのでありました。
WOW!Korera提供
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