第4回 社会服務要員と義務警察と軍楽隊
徴兵検査で1級、2級、3級の人は現役兵となります。4級の人は補充役です。これは「一応は軍隊に行ける健康状態ですが、軍隊には人がいっぱいいて、みんな行くことはないから代わりの制度を利用して」という立場です。その代わりの制度が社会服務要員ということです。
社会服務要員の勤務とは?
補充役の人がよく社会服務要員になりますが、何をするかというと、役所で勤務することが多いです。
JYJのユチョンが行ったソウル市の江南(カンナム)区役所は、社会服務要員が多いことで有名です。現在も、この江南区役所にはユチョンを含めて66人の社会服務要員がいます。
なお、社会服務要員は、陸軍の兵役期間21カ月より数カ月(たとえば2カ月とか)長く行くことになります。
社会服務要員は基本的に家から通うことができます。兵役期間中でも自宅で寝ることができるのですから、現役兵からすれば羨ましいでしょう。
また、社会服務要員は、他の職員と同じように区役所で勤務しますが、給料は軍隊に行っている人と同額になります。
その金額は、およそ日本円で1万3千円から1万8千円くらいです。(ページ2に続く)