2017年9月4日、東京のTOHOシネマズ新宿で、イ・ビョンホンが映画『MASTER/マスター』の舞台挨拶を行なった。今回は、各スクリーンを回るというスクリーンジャックが特徴的だった。
海外の俳優としては初めて
ファンの大歓声と拍手が会場に鳴り響く中、イ・ビョンホンが登場した。その瞬間、ファンたちから、「ビョンホン」といった声があがった。ステージに登壇した彼は、「遅くなってすいません。到着してすぐに走ってここに来ました。みなさん、待っていてくださいましたよね。今日は大きな劇場にもかかわらず、会場を満席にしてくださってありがとうございます。今日は楽しんでご覧ください」と挨拶した。
今回の舞台挨拶で、海外の俳優では初めてとなるスクリーンジャックをしたイ・ビョンホン。その心境を聞かれた彼は、「映画館をジャックするということは、映画の多様性やいろんな映画を観客の方に見ていただくということを考えると、あまりいいことではないかもしれませんが、今日1日は試写の意味もありますので許していただけるのではないかと思います。そして、海外の俳優として映画館をジャックするのは初めてと聞いて、とても光栄に思っていますし、気分がいいです」と語った。
イ・ビョンホンが出演する映画『MASTER/マスター』は、11月10日に日本で公開される。この映画で悪役を演じる彼は、その役を演じるうえで難しかったことや楽しめたことを聞かれて、「どんな役を演じるときにも、自分が演じる以上はその役柄に説得されなければなりません。自分がその役をしっかりつかまないといい演技ができませんし、今まではそんな風に役に説得されてやってきました。今回、私が演じた人物というのは実在の人物だったんです。その人物の行動や言葉とかいろいろ残っているのですが、なかなか理解するのが難しくて、アプローチや役作りをするのが大変なキャラクターでした」と述べた。(ページ2に続く)