新婚旅行の車はド派手
新婚旅行のときにチマ・チョゴリを着る人は今はいなくなりました。20年ほど前にはいましたが、今はちょっと敬遠されています。
むしろ、カップル・ルックが当たり前で、他にはスーツを着たりします。しかも、車に花を飾ったり派手な缶を付けたりして、「今私たちは人生で一番幸せで~す」とアピールしまくりなのです。
日本ではテレてできないでしょうが、韓国の人はそう思いません。「今日は人生で特別な意味がある日。みんなが羨むほどに派手にいこう」と考えます。新婚旅行のメッカの済州島(チェジュド)では、新婚さんが乗る観光タクシーもまるで花電車のようです。そのストレートな喜び方は、ちょっと日本人には真似ができません。
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韓国ドラマには、誕生日にわかめスープを作って食べているシーンがよくあります。どんな意味があるのでしょうか。
そもそも、誕生日に母親がワカメスープをつくってくれるのは、韓国のどこでも行なわれている習慣です。韓国人は特にワカメスープを大事にします。母親が赤ちゃんを産んだあとには、ワカメスープをたくさん飲んで体調を整えます。そうした習慣から、誕生日にもワカメスープを飲むようになったのです。なんといっても栄養があって健康にいいですから。(ページ3に続く)