「Wanna One」の初の出国はスペクタクルだった。押し寄せたファンにより空港は麻痺し、安全面を考慮して急遽用意されたゲートから静かに出国した。絶大な人気がもたらしたもう一つの「Wanna One現象」だ。
「Wanna One」側は19日、MBC「ショー!K-POPの中心」の収録を終えたメンバーたちと共に、20日米国「K-CON 2017 LA」に出演するため、仁川国際空港に向かっていたところ、空港側からの電話を受けた。その内容というのは、空港ゲートにあまりにもたくさんのファンが集まっているため、事故の恐れがあり、予定していたゲートの利用が難しいというものだった。
「Wanna One」のデビュー以来初の海外スケジュールなだけに、空港には数多くの報道陣や数百人のファンが殺到。報道陣もこのような状況で、「Wanna One」が空港ゲートを通るのは事実上不可能だと判断した。空港側の立場も同じだった。事故発生も懸念される状況だった。
よって、「Wanna One」が空港に向かっている間、空港側とYMCエンターテインメントは連絡を取り合い、最善策を講じた。結局、空港側は急遽代わりのゲートを用意し、「Wanna One」は静かにそのゲートを通じて、出国した。報道陣も最少人数で写真撮影に臨んだ。というのも、報道陣が集まったのを見て、ファンがさらに集まるのを防ぐためだった。
その後、YMCエンターテインメントは「Wanna One」の公式SNSを通じて、「多くのファンが殺到し、空港が麻痺してしまったために避けられない状況となり、多くの方の安全のために下した決定だということをご了承願いたい」とし、「蒸し暑い中、『Wanna One』を待ってくださった多くの関係者とファンの皆さんに、重ねてお詫び申し上げる」と立場を明かした。
もちろん人気アイドルグループの場合、ファンが殺到したら、このような措置を取ることがある。しかし、デビューして半月も経っていないグループとしては、前例のない状況。文字通り、人気がもたらした笑えない「Wanna One現象」というわけだ。「スーパールーキー」と呼ばれるにふさわしい、険しい初の海外出国が始まった。
WOW!korea提供