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|ヨン・サンホ監督 プロフィール|
1978年、ソウル生まれ。祥明大学西洋学科を卒業。初めて監督した作品は短編アニメ『MegalomaniaofD』(97)で、その後も『D‐Day』(00)、『TheHell』(03)、『The Hell: Two Kinds of Life』(06)、『Love Is Protein』(08)といった短編を発表した。
初めて手がけた長編アニメは『豚の王』(11・未)。ヤン・イクチュン、キム・コッピが声優として参加し、韓国社会におけるヒエラルキーがもたらす悲劇的な人間模様を描いた同作品は、カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品され、社会派インディーズ作家としてのヨン監督の名声を一躍高めた。
続いて2013年にエセ宗教を題材に社会の闇をえぐり出した長編第2作『我は神なり』(17年日本公開予定)を発表。
長編第3作『ソウル・ステーション/パンデミック』(16)では、格差社会の底辺に生きる人々を主人公に、ソウル駅周辺で発生したウイルス・パンデミックの恐怖を衝撃的なストーリー展開で描き上げた。
ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭シルバークロウ賞、アジア・パシフィック・スクリーン・アワード最優秀長編アニメ賞に輝いた同作品は、ヨン監督の実写長編映画デビュー作『新感染 ファイナル・エクスプレス』の前日譚にあたり、今秋に日本公開が決定している。(4ページに続く)