第2幕は、「RENT」を象徴する楽曲「Seasons Of Love」をキャスト全員で歌うところからスタート。
ソリスト2名を筆頭に圧巻のハーモニーを披露し、観ているだけでグッとくる感動の場面だ。曲の終盤では観客に手拍子を煽り、ユナクやNALAWもキャスト同士で目を合わせながら、会場全体をひとつにして盛り上げた。
ロジャーとミミ、エンジェルとコリンズが見守るなか、モーリーンと恋人のジョアンヌがお互いの気持ちを激しくぶつけ合う「Take Me Or Leave Me」では、自分が抱える嫉妬や葛藤をすべて吐き出して、相手への愛情を再認識する重要なシーンとなった。
その後、ミミとすれ違い、ミュージシャンとして大切にしてきたギターを売り、ニューヨークから逃げるようにサンタフェへと向かうロジャー。しかしミミのことを忘れられず、悩みもがき苦しみながら、ミミへの想いを込めた曲を完成させる。
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