また大衆から爆発的な人気を集めた「花様年華」シリーズのイントロをSUGAがメインで担当したことからもわかることだ。自分自身の話でストリーテーリングができる能力、すなわちプロデューシングの能力を早くから大衆に認められていたのだ。
グループでも年が多いせいかメンバーに比べて物静かな性格の彼は、ゆっくりと慎重に、自分自身の世界を確張していった。デビュー後3年になる去年発表した初のミックステープ「Agust D」は、国内外から好評を受けた。
そして、初の外部プロデューシングを担当したSURANの新曲「今日酔えば」が、音源チャートで1位を総なめした。今年でデビュー4年目のSURANは、インデ-シンですでにその実力を認められてマニアファン層を従えた実力派ボーカリストだ。
SURANはこの曲で1位になった直後、「初めに見る順位です」と言いながら感激した様子を伝えた。SURANをチャート1位の主人公にした陰の力のひとつにSUGAのプロデューシングを語らざるを得ない。