Q.共演者のみなさんとはいかがでしたか。
イ・スヒョクさん(チェ・チャンギュ役)は本当に無口で、僕も人見知りをするので、序盤はとてもよそよそしい感じでした。劇中でもお互いに警戒している関係なので、逆に自然に見えるんじゃないかな?途中からは、すっかり打ち解けて、さらにいい芝居ができたので満足しています。それから、チョ・ソンハさん(刑事のイム・テホ役)もユリさんも、それからチョン・マンシク(シユンの元上司チョン・スヒョク役)さんも、とても愉快でいい方たちでしたね。チョ・ソンハさんは男らしくて重厚なイメージがあったのですが、いざ現場でご一緒したら、“ザ・ムードメーカー”という感じの方で。とても明るくて、娘さんが3人いらっしゃったと思うんですが、だからなのか本当にお茶目で、よくみんなを笑わせてくれていました。それから、ユン・テヨンさん(シユンと対立するユン・サンミン役)は、第一印象ではとてもクールな感じだったのですが、撮影が進めば進むほどよく会話をして、よく冗談も言っていましたね。言葉よりも体で笑いを表現してくれる方でした(笑)。クァク監督も爽快にオーケーを出すので、撮影現場の雰囲気は本当によかったですね。楽しく撮影できました。
Q.ユリさんとはタンゴを踊りましたね。
2、3回ほど練習しましたが、タンゴは難しかったですね。ユリさんは上手でしたよ! アイドルですし、ダンスの素質もあるんでしょうね。僕はそれに頼っただけです(笑)。力を抜いて、ユリさんについていったおかげで、うまくできました。
Q.演じる上で大変だったことは?
シユンは武術に長けている役柄なので、アクションシーンが多いんですが、そのようなシーンは危険が多く大変でした。そのせいか、撮影が何日も続いたときは、体が思うように動かないこともあって…。でも、子供の頃に習った合気道やテコンドー、ボクシングが今回とても役に立ちました。それから、もう一つ、上半身裸になるシーンが多かったことも実は大変だったんです。 シユンは鍛え上げられた体の持ち主ということもあって、撮影前から体作りをしていたんですが、2話以降の台本を受け取って読んでみたところ、ベッドシーンもあったり、とにかく、よく脱がなきゃいけないことが分かったんです(笑)。撮影の間ずっと、いい体の状態をキープしておくのも結構難しくて。悩んだ結果、脱ぐシーンの撮影を全て最後に回しました。ですから、上半身裸のシーンは1日で全て撮影したんですよ(笑)。撮影中は食事を調整して、撮影現場でも暇さえあればトレーニングをしていましたね。撮影の出番待ちの間に長距離を歩いたり。懸垂をするシーンでは、一日中、懸垂していた気がします。その甲斐あって、いい感じに仕上がったのではないでしょうか。映像を見ながら、思わず満足の笑みが浮かびましたよ(笑)。
Q.最も印象に残っているシーン、またはセリフは?
印象的だったのは、靴紐を使ったアクションです。独特でしたね。靴紐だけで何人もの相手と戦うことができるのか?思っていたのですが、いざ撮影してモニターで見てみると、とってもカッコいい感じになっていたんです。撮影するのは大変でしたが、その甲斐あって、いいシーンになったと思います。
Q.印象に残るNGシーンは?
病院でのシーンは、笑いが止まらなくて大変でした。でも、最初に何が原因でそんな状況にまで陥ってしまったのか、今では全く思い出せません(笑)。あまりにみんな笑いが止まらなくなってしまったので、一度休憩をとるまでの事態になりましたよ。(3ページに続く)