映画「石造邸宅殺人事件」(監督:チョン・シク、キム・フィ) が、息をのむ緊張感を与えるメイン予告編を公開した。
「石造邸宅殺人事件」は、大日本帝国からの解放後の京城(キョンソン、現在のソウル) で、唯一の証拠は切断された指だけという謎の殺人事件に、京城最高の資産家と過去の全てを消し去った正体不明の運転手が絡んでいくサスペンススリラーだ。
今回公開されたメイン予告編は、謎の殺人事件を目撃したチェ・スンマン(コ・ス) の姿から始まる。殺人事件を目撃したチェ・スンマンが、容疑者と思われるナム・ドジン(キム・ジュヒョク) を発見し「今日が来るのを心待ちにした」というセリフで、彼の心の変化を感じさせる。続けて「やっと奴を見つけた!」というセリフと共に登場した、有力な殺人容疑者ナム・ドジンは、落ち着いた態度と冷たい眼差しで内心を分からなくさせる。
ナム・ドジンが、自分の一挙手一投足を監視していたチェ・スンマンの存在に気付いた瞬間、画面を掌握する緊張感は、見る人々の手に汗を握らせる。また「遺体がないのに裁判所がどうしてこれを殺人事件として受け入れるのですか」と、事件を揉み消そうとする弁護士ユン・ヨンファン(ムン・ソングン) と、唯一の証拠である切断された指を裁判所に提出する検事ソン・テソク(パク・ソンウン) の姿は、一寸の譲りもない激しい法廷攻防の演技を期待させる。また速いテンポと音楽でクライマックスに駆け上がる瞬間「誰のトリックか」「皆が騙されている」というキャッチコピーが表れ、鑑賞予定の観客の期待を増幅させている。
「石造邸宅殺人事件」は、5月9日に韓国で公開する。
元記事配信日時 : 2017年04月24日09時26分 記者 : チョ・ヒョンジュ、翻訳 : 前田康代
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