Q. 簡単に振り払える傷ではなかったように思える。
ジュノ:メンバーたちに“辛い”と言えず、一人で押さえていた。怪我した自分が悔しくて怒りが込みあがった。幼い頃からダンスと歌、演技が好きだった。高校も有名な演劇部があるところに志願した。そんな中、オーディションを通じてJYPに入った。練習生時代には実力が上がらず、クビになりそうになったこともある。場の雰囲気を汲み取りまくった。練習をしたくても練習室がなくて、ご飯を食べなかったり早く食べたりしていた。一回ご飯を急いで食べてたら舌を思いっきり噛んだ。血がたくさん流れて白飯が赤く変わるほどだった。それでも我慢して練習室に行った。17歳だった。その切実な気持ちがあったから、崩れずによく持ちこたえたんだと思う。
Q. そうして今の位置に上がった分、自らが守る信念があるんだと思う。
ジュノ:ちょっと鳥肌モノかもしれない(笑) “本気”はいつでも通じるという言葉だけを信じて生きてきた。僕は心から努力すればいつか認められると信じていた。他人の目も気にしない方だ。僕が努力をしたにもかかわらず、僕の事が嫌いなら「いつか通じるだろう」と信じて自分の仕事にもっと気を使う。過去はそんなことのせいでたくさん傷ついた。でももう傷つかないことにした。
Q. 大変な時期にジュノの横を守ってくれたのは、やはり2PMのメンバーたちではないだろうか。
ジュノ:青春をずっと2PMとして暮らしている。そうして生きてきたし、今後とも変わらないだろう。あまりにも多くの紆余曲折を一緒に体験した。後に現実的な問題とぶつかり2PMの名前が消えても、僕たちは永遠に2PMでいようと約束した。人に会えば「こんにちは、2PMのジュノです」と挨拶するのが口癖になった。
Q. これから行こうとする方向はある?
ジュノ:「これぐらいできたらいいや」と思うのが嫌いだ。実際、大変だから合理化させようとするが、プライドが許さない。何でも挑戦して最後まで突き通したい。100%? そんな限界値を置こうとは思わない。無条件でもっと頑張りたい。「キム課長」を撮影しながらも、名残惜しい点が本当に多かった。キム・ミンサン先輩(イ・ガンシク役) に、自分の能力が足りなく歯痒いと言ったことがある。先輩がこんな話をしてくれた。70で始めて70で終わる俳優と、30で始めて90で終わる俳優がいる。ドラマの現場では、前者を選択するのが正しいと。それはそうだと思う。僕は自分自身を励ましながら演技した。
Q. 全力を尽くして走っている感じだ。一体いつ休もうとしているのか。
ジュノ:休みたい時があるのに、仕事を考えると嬉しくなっちゃうんだ。チャンソンがちょっと趣味でも持ったらなんて言うけど、僕の趣味は仕事だ。暇なときは、曲を作ったり作品を見ながら練習をする。それが僕の生活になった。まだ休み時じゃない。もう少し走りたい。僕が僕を認められる時まで。
元記事配信日時 : 2017年04月07日07時30分 記者 : チョ・ヒョンジュ、翻訳 : 前田康代
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