●4/12発売ミニアルバム「D−Day」 について聴きどころや、作品のポイントに関して
「毎回僕の作品は、タイトルの頭文字に必ずD-LITEの“D”がついているので、今回も“D”がつくことは必須だったんです(笑)。「D−Day」というタイトルは韓国で“大切な日”を意味する言葉なのですが、いろんな意味で今の僕を象徴するタイトルなんじゃないかと思い、このタイトルにしました。
以前から僕の作品に対するキーワードとして“温かみ”“温かさ”というものがあるのですが、今回ももちろん“温かみ”“温かさ”を感じていただける作品になっていると思います。 そして、ジャンルとか関係なく、結局いい曲みたいな(笑)。流れ的に変な形になったとしても、変な形だからこそ美しくみえるようなアルバムを作りたかったんです。とはいえ、前作と大きく違うのは全体的に“ノリがいい”こと。BIGBANGのツアーのソロステージのときにもとにかくみんなで楽しみたいという思いでやっていたんですけど、時間が経てば経つほどみんなと一緒に楽しみながら歌うのが好きになっていたんです。だからこのアルバムでは楽しい曲をたくさん歌いたくて、聞いてくださる方も楽しい気分になれる楽曲をたくさん収録しました。
プロデューサーは前作に引き続き亀田誠治さん。また以前カバーアルバム「D’scover」で歌わせていただいた絢香さん、秦 基博さん、いきものがかりの水野良樹さんが今回は僕のためにオリジナルの楽曲を書き下ろしてくださいました。この3人は僕が心から好きなアーティストの方たちで、ぜひお願いしたいと僕の強い要望で今回実現したんです。
絢香さんとは、今この取材を受けているこの部屋で打ち合わせをさせていただいたのですが、僕が言いたいことを少し話しただけでわかって、キャッチしてくださって、心と心で会話できた気がしましたね。絢香さんの印象は、柔らかいけど中身が深い人、温かい紫色みたいな。絢香さんの人柄や感情がそのまま楽曲から伝わってくるんだなって感じましたね。なので、今回絢香さんに作っていただいた楽曲を聞いていただいたら、すぐにあ~これは絢香さんがD-LITEのために書いた曲だなってわかっていただけるんじゃないかと思います(笑)。
秦さんに関しては、僕は秦さんのバラードも好きなのですが、それ以上にリズムのある楽曲が好きだったので、それをお伝えして僕をイメージして作っていただきました。
そして、水野さんといえば、僕のライブでは欠かせない「じょいふる」の作者でもありますが、「じょいふる」に匹敵するようなみなさんと盛り上がれる楽曲を作っていただきました。出来上がった楽曲を聞いた瞬間、早くライブで歌いたい! と一気にテンションが上がりましたね。
またプロデューサーの亀田さんと一緒に2曲ほどメロディーを書いたり、僕がイメージした想いを伝えて歌詞にしていただいたので、そちらも楽しみにしていてほしいです。今、僕が見せられるものは全部見せたといっても過言ではないほど、出来上がりに満足しています。「D'slove」ではちょっと切なくて、大人っぽい世界観だったのに対して、今回は全体的に少年っぽい、精神的にはちょっと若返った印象、希望を持っていただけるんじゃないかと思います!」(3ページに続く)