少ない兵力を生かす
内通者によって王宮の守備が総崩れになりました。
そうなってしまったら、光海君としては逃げるしかありません。
クーデター軍は王がいなくなった昌徳宮(チャンドックン)を占領し、逃亡した光海君を廃位に追い込むことができました。
その際に、仁穆(インモク)王后から「光海君を討て」という大義名分を与えられたことで、クーデターは単なる反乱ではなく、間違った政治をただすという反正(パンジョン)になりました。
結局、綾陽君は西人派の勢力をうまく取り込みながら、少ない兵力で光海君を廃位にして、クーデターを成功させました。(ページ4に続く)