この頃ケーブルTVのスポーツチャネルで放送されるプロバレーボールとバスケットボールのゲームを観ると、競技場に殺到した観衆の興味をかきたてる耳慣れたメロディーのをよく聞く。電子音で作った拍手の音と「オーオーオーオー…..」という感歎詞で導入部が始まる、初めて接する人にもあたかも何度も聞いたことがあるような強い中毒性を植え付ける歌、まさに国民グループBIGBANGの「BANG BANG BANG」だ。
去年の6月1日発表された「BANG BANG BANG」はスポーツ競技が行われる韓国の随所の競技場に響き渡り、多様なTVチャネルで放送される数多くのプログラムのバックミュージックでも必ず登場した。そしてこの曲はどこへ行っても聞く「私たちの日常の音楽」になった。
G-DRAGONのソロヒット曲「CROOKED」も放送番組を視聴しているとBGMでしばしば聞く。強烈なロックとEDMサウンドが絶妙に調和したメロディとストレートな歌詞が交わって多様なパロディ映像を量産し、歌が公開されて3年が経った今でも多くの人の耳元に変わりなく聞こえてくる。
2006年8月に歌謡界にデビューして満10年を迎える間、BIGBANGの完全体およびメンバーの個別活動で発表された歌とアルバムはいつも話題の中心に立っていた。そしてそれらは爆発的な反応につながった。そしてある時からは韓国市場を越えて全世界のどこでもK-POPマニアならば必ず経験する「Must Listen & See」の必須アイコンがBIGBANGだということを認めることになる。
例えば昨年と今年にかけて韓国を含むアジア主要国家をはじめアメリカ・カナダ・メキシコ・オーストラリアの主な都市の大規模コンサート場で行ったワールドツアー「MADE」は世代と年齢、人種を超えた。非英語圏の音楽でも絶対多数を1つにすることができるBIGBANGというコンテンツの威力を実感させるステージであった。
アイドルグループの結成と解体が絶えず繰り返される状況でデビュー10周年を迎えたBIGBANGの音楽プロジェクトは歌謡界に示唆するところが非常に大きい。彼らはワールドツアー公演および10年を振り返ることができる展示会と記念グラビア発売などいろいろな形で行われ、全世界のファンたちに大切な機会を作って近づいた。
特に昨年5月から8月にかけて行われたBIGBANGの「M.A.D.E. シリーズ」は8曲のシングル発売後、いつ最終的に完成されて完全な「MADE」になるのか音楽マニアを期待させて注目を浴びた。2015年をすぎて2016年の上半期にもBIGBANG「MADE」のフルアルバム発売の便りがなくてファンたちにいらだちまで感じさせたが、デビュー満10年が過ぎた2016年12月「BIGBANG MADE ThE FULL ALBUM」が長い時間を掛けて終止符を打って発売された。
8年ぶりにリリースした3回目の作品であり10周年記念プロジェクトを終えるフルアルバムに似合う3曲の新しい歌が13日に音源に公開されるやいなや韓国内のすべての音楽サイトチャートはもちろん、海外の色々なデジタルアルバム部門でトップに上がって爆発的な反応を得ている。ダブルタイトトラック「FXXK IT」と「LAST DANCE」、新曲「GIRLFRIEND」はリアルタイムおよび日刊チャート1~3位を独占し、3曲のミュージックビデオもやはりそれぞれの歌の雰囲気に合うストーリーで聞いて見る楽しみが最大限に生かされている。
その上12月22日にはスペシャルパッケージで構成されたCDまで発売される予定なので、今回のアルバムと収録曲らが世界大衆音楽市場でどれだけ人気を得ることになるのか関心が集められている。 何より地球村BIGBANGのファンたちに大切な価値と意味を持った作品として残ると思う。なぜなら来年2月に一番最初に軍隊に入隊をすることになるT.O.Pを始め、残りの4人のメンバーもやはり次々と軍隊服役が予定されていて、しばらくの間5人が共にする曲と、アルバムに会うことができないためだ。
BIGBANGとファンたちが今まで10年間一緒にしてきたので何年間か待つのは彼らにはそんなに長い時間ではないかもしれない。なぜなら5人のメンバーに一緒に会えるのを待つ間にもBIGBANGに関連したコンテンツが全世界のファンたちを慰めて記憶し、いつかは完全な姿でまた会うことができるその日が予定されているためだ。
BIGBANGが完ぺきにMADEさせた10年の間の歴史、全世界のBIGBANGのファンたちの美しい情熱としっかりとした助力が彼らの歴史の要になったことは明らかだ。