すべての人間が希望を持つ

理由７／タイトルに深いメッセージが隠されている!?
『太陽の末裔』という一見何を意味するのかわからないタイトル。どのようなドラマなのか、何が描かれているのか、このタイトルからは想像するのが少々困難に感じますよね。劇中で「太陽に特許はない」という言葉が出てきますが、これはポリオ（小児麻痺）ワクチンを開発したジョナス・ソーク博士の有名な言葉です。
この言葉がどのようなシーンで使われるのか、にも注目です。

太陽は宇宙から私たちを照らしてくれる大いなる光です。光というのは希望を表します。そして、その光によって私たちは生かされています。太陽も宇宙の一部なら、私たち人間も宇宙、自然界の一部です。
このドラマは国の平和を守る軍人と人の命を守る医師の話ですが、彼らだけでなく、すべての人間が太陽の末裔（子孫）であり、光、すなわち、すべての人間が希望であるとこのドラマは伝えたかったのかもしれません。

セリフにおいても、映像においても、とにかく「太陽」がポイントのこのドラマ。
大ヒットの理由を探ってみましたが、いかがでしょうか。ぜひ、笑って泣いて、ハラハラしながらご覧いただければ幸いです。

文＝朋　道佳（とも　みちか）
コラム提供：ロコレ
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