日本初上陸!韓国オリジナルミュージカル『ウェルテルの恋』開幕!

 

『ウェルテルの恋』が日本初上陸!

韓国ミュージカル界が誇る2大スター、キム・ダヒョンとチョン・ドンソクがWキャストを務める韓国オリジナルミュージカルの最高傑作『ウェルテルの恋』が日本初上陸!

 

日本初公演となる本作はドイツを代表する文豪ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』を原作とした韓国オリジナルミュージカル。 2000年11月韓国で初演、 12回にも登る再演を重ねた完成度の高い作品で1月11日(金)から1月26日(金)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演される。

 

公演初日の11日、開演前に行われた囲み取材に ドレスリハーサルを終えたばかりのキム・ダヒョン(ウェルテル役)、キム・ジウ(ロッテ役)、チョン・ドンソク(ウェルテル役)の3人が登場した。

 

 

日本公演の初日を迎えた今の感想と抱負についてキム・ダヒョンは「とても、胸がときめいています。」と笑顔を見せ、「リハーサルを無事に終えまして、日本の観客の皆さんにどう受け止めて頂けるか心配ですが、同時に期待もしています。言葉の問題で字幕を通じてセリフを伝える不安もありますが、ポイントが伝わるように配慮して演技します。第一回なので、内容が少しでもわかるようでしたら、字幕はあきらめて、僕の演技に集中して欲しいと願っています(笑)。」と緊張した様子ながらも自信をのぞかせた。

 

キム・ジウも「ダヒョンさんと同じで観客の皆さんがどう受け止めてもられるか心配ですが、韓国と日本の感情表現は似ていると思いますので、目線や心で伝わると信じて演技をします。日本の観客の皆さんの反応が楽しみですし、韓国との違いを楽しみたいと思います。」と期待感を表した。

また19日からの公演で主役のウェルテル役を務めるチョン・ドンソクは別公演で既に日本の舞台は経験済。

 

そんな彼に日本の観客の印象を聞いてみると「日本の観客の皆さんの反応はとてもよかったです。ゲーテの原作は皆さんご存知だと思いますし、日本の劇場は設備が音響も含めてとても素晴らしいので、作品の良さがしっかりと伝えられると思います。」と述べた。

 

ブロードウェイミュージカルの出演経験を持つ彼らだが、本作の魅力について、キム・ダヒョンは「今回の作品は韓国の俳優が演じ、韓国のクリエイティブが作ったオリジナル作品なので、韓国らしさを感じてそして楽しんで欲しいです。お楽しみ下さい!」とアピール!

一方、チョン・ドンソクは「この作品は韓国らしい素材を持った作品で、恋を描いています。恋は国境を越え、みんなが共感できるものだと思います。気楽に楽しんで頂ければ嬉しいです。」と語った。

更にキム・ジウは「この作品はゲーテ原作の作品ですが韓国テイストに脚色された韓国らしい作品になっています。韓国では観客のみなさんと通じ合うことができたので、日本でも観客の皆さんと心が通じ合った演技ができることを楽しみにしています。」と伝えた。

 

続いて、キム・ジウから見たそれぞれのウェルテルの魅力を聞いてみると「ダヒョンさんは優しさの中に強さ、感情を抑制しながらも男らしさがある繊細な“守ってあげたいウェルテル”といえます。

チョン・ドンソクさんは突っ走る“新鮮なウェルテル”です。緊張感を感じながらも慰められていると感じました。それぞれ違う魅力を持ったお二人ですので是非両方見てほしいです。」と共感を誘うコメントを残した。

 

最後にそれぞれが演じた役柄の楽しかった点、また難しかった点を聞いてみると
チョン・ドンソクは「演じていて楽しかったことは感情の表現の幅が広いので、様々な感情を演じることができたことです。逆に辛かったのは似たような経験をした昔の初恋を思い出して、演じるのがとても辛かったです。」と打ち明けた。

キム・ジウは「ロッテはみんなに愛される明るい役で、明るくて純粋なお姫様のような役でしたので演じていて楽しく、幸せでした。」と笑顔を見せ、難しかった点は「感情のメイハリが激しくて幸せな時もあれば、絶望に落ちてしまう時もありました。その時は辛くて、ダブルキャストのロッテ役(キム・アソン)の方ともお互い、いつも話していました。」と苦労した点も明かした。

キム・ダヒョンは「皆さん、いい話ばかりですね(笑)。」としながらも「(ウェルテルを演じて)愛に苦しむということは幸せでもあり、切ないところもある、その両方を楽しめるところが魅力だと感じました。たまに舞台で“ウェルテル”ではなく“ダヒョン”僕自身だと感じられる時がありますがそれが1番楽しいです。」と自身の姿を重ねる様子に、彼の9年ぶりにウェルテル役を演じた喜びが感じられた。
纎細な感情表現で観客からは、“花のウェルテル”と呼ばれる若手実力派キム・ダヒョン、華やかなルックスと高い歌唱力の実力派新人スター・チョン・ドンソク。
韓国のミュージカル俳優ならではの圧倒的な演技力、歌唱力、美しいルックスが揃った2大スターが演じる本作は韓流ファンもちろん、ミュージカルファン必見の自信作だ。

 

 

取材:Korepo photo ham / report ogawa

 

*オフィシャルHP http://wakaki-w.jp

2013.01.13