なぜ爆弾酒と言うかには諸説あり、コップのビールが火薬で少量のウイスキー(焼酎)が雷管にたとえられるという説と、一気に飲み干すと爆弾にあたったようなダメージがあるからだという説が代表的です。
なぜこのような飲み方が流行ったかというと、
[1]一気飲みをすると酔いが早く回るので、短時間で雰囲気が良くなる。
[2]一気に打ち解けて仲間意識が高まる。
[3]短時間で酔うのでお酒代が安く済む。
[4]その場の長がたくさん飲まなくてもよくなる。
普通宴席ですと、お偉いさんがその場にいる部下に酒を注いだり、返杯を受けたりして、自分にお酒が集中して早く酔ってしまうので、このような飲み方が編み出されたとも言われます。
この方式ではお偉いさんに偏ることなく、公平に飲めて、一人ひとりの動作を観察できるとも考えられます。
文=権鎔大(ゴンヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大発行/駿河台出版社)
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