前代未聞のK-POPアイドルプロジェクトがついにベールを脱いだ。主人公はジャッキー・チェン!
香港が生んだ世界的アクションスターのジャッキー・チェンがK-POPアイドルグループをプロデュースしたということで韓国のメディアを騒がせている。以前から、親韓セレブリティの1人として知られていたジャッキーだが、この「アイドルプロジェクト」は長い間ベールに包まれ、韓国と中国の芸能関係者らの間では「謎」とされてきた経緯がある。
しかし、ついにその「ジャッキーのキッズ計画」の全貌が明らかになった。その名も、ジャッキー・チェンの頭文字をとって「JJCC」(ダブル・ジェイシー)。メンバーの選別から楽曲選曲、ジャケット写真のコンセプトなど、詳細にわたってジャッキーの感性が取り入れられた模様。
公開された写真は、「平均年齢19歳」、「平均身長180」というキャッチフレーズがうなずけるビジュアルで、無国籍感あふれる東洋人イケメンオーラが漂っている。
メンバーは、リーダーのシンバ( SimBa )をはじめ、イコ( E.co ) 、エディ( EDDY ) 、サンチョン( San - Cheong )の4人の韓国人メンバーと、中国系オーストラリア人のメンバー、プリンス・マック( Prince Mak )という20歳前後の5人の男性で構成されている。
マッチョでワイルドなルックスを誇るメンバー、ハンサムで神秘主義のメンバー、モデル出身で強烈なファッションセンスとカリスマを放つメンバー、有名オーディション番組出身で3オクターブを超える歌唱力を持つメンバー、ジャッキーのスタントマン養成学校出身のメンバーなど、話題性抜群のイメージで身を固めているのだ。
正式デビューは3月末を予定しており、その前後には「ジャッキー・チェン」というキーワードとともに、メンバーの個性溢れる経歴にも注目が集まりそうだ。
所属事務所の「ジャッキーチェン・グループ・コリア」(Jackie Chen Group Korea)の関係者によれば、5人ともラップとボーカルはもちろん、作曲能力までも持ち合わせており、ジャズダンス、ビーボイング、バレエなど様々なジャンルでのパフォーマンス力を兼ね備えているという。
中には韓国語、英語、中国語が堪能なメンバーもいて、それぞれ異なる個性から最高のシナジー効果が期待されるとしている。
ジャッキー本人も、先日の10日には、マスコミに向けて「長年準備してきた5人のステージに是非ご期待下さい。」と自信に満ちた抱負を語った。
一説によれば、この「JJCC」(ダブル・ジェイシー)は、韓国芸能界の風土に習って、メンバー全員が徹底トレーニングを受けてきたと報じられている。リーダーのシンバはなんと、9年に及ぶ研修生(練習生)時代を経ているとのことも。
一方、俳優だけでなく歌手としても活動してきたジャッキーは、音楽業界のことにも精通していると言われている。
4月中旬に中国の北京で行われるジャッキー自身のコンサートには、「EXO」とともに5人の弟子たちも登場させる予定だ。果たして、K-POPの将来にかける彼の熱い思いは「EXO」に次ぐ一大勢力として成長することができるのだろうか?ジャッキーのコンサートには、ドラマ「シンイ−信義−」でイ・ミンホと共演していた女優キム・ヒソンも出演する予定。ジャッキーとは10年前、映画での共演がきっかけで、親交が続いている。
「東方神起」、「少女時代」の成功以降、「SUPER JUNIOR」、「f(x)」、「EXO」では、中国系メンバーとの相乗効果で更なる成功をおさめてきた韓国の「SMエンタテインメント」。SMの所属アーティストとは、同伴者でもあり、ライバルにもなりえる「JJCC」(ダブル・ジェイシー)。
今、一世を風靡したアクションスターの新たなチャレンジがK-POPアイドルと共に始まろうとしている。