9月28日、韓国で新しい法律が施行された。これによって、公務員や記者に対して3万ウォン(約2800円)以上の食事接待をすることが全面的に禁止される。飲食店が大打撃を受けるのは間違いない。
「金英蘭法」とは何か
もともと韓国社会では接待文化が強烈に根づいていた。特に公務員は、出入りの業者から接待を受けるのが当たり前だった。そんな風潮が、贈収賄という負の側面を持っていたことは否めなかった。
しかし、接待文化が今後はガラリと変わる。9月28日から「不正請託および金品授受の禁止関係法」が施行されたからだ。
この法律は、推進した政府組織の委員長の姓名にあやかって「金英蘭(キム・ヨンラン)法」とも呼ばれている。
新法の骨子は高額接待の禁止。たとえば、公務員・報道関係者・私立学校職員たちは、1年間に300万ウォン(約28万円)以上、1回に100万ウォン(約9万3千円)以上の金品を本人または配偶者が受け取ると、刑事処罰される。具体的に金額が示されているところが生々しい。
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