俳優イ・ジョンソクだから、ドラマ「W」の成功は可能だった

201609150904771681_57d9e5eb609e9MBCの水木ドラマ「W」の成功は、俳優イ・ジョンソクがいたから可能だった。彼は、愛する恋人ハン・ヒョジュと自身を脅かすキム・イソンに対立して苦難を乗り越えるというキャラクターを演じた。出演する作品ごとに大ヒットさせてしまう演技力と大衆性が、彼がどうして20代でトップ俳優と呼ばれるのかを再び証明した。
イ・ジョンソクは、14日に放送が終了したドラマ「W」で男性主人公カン・チョルを演じた。マンガと現実を行き来する設定と、どこに飛んでいくかわからない展開が負担にもなるが、イ・ジョンソクはそれに現実性を加えた。彼は、破格的な設定に狼狽する視聴者の心を説得した。カン・チョルの混乱した感情や、恋人のオ・ヨンジュ(ハン・ヒョジュ)を守らなければならないという責任感を視聴者にうまく伝達したのだ。 イ・ジョンソクの感情表現は、このドラマを感動的に作り上げる要素だった。死と危機が繰り返されるというストーリーは視聴者を疲れさせたりするが、イ・ジョンソクは胸が詰まるような演技で、ストーリーの展開に混乱する視聴者を人物の状況と感情に集中させた。そのおかげで視聴者は、彼の涙を見て胸を痛め、カン・チョルとヨンジュの愛が成就するのを願いながらドラマを見守った。
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2016.09.15