Fly To The Skyのファニが7月31日(日)、東京ドームホテル内の宴会場「天空」にて、「HWAN HEE With Special summer 2016~ファニと過ごす特別で忘れられない1日をあなたと共に~」を開催。
1部はランチショー、2部はディナーショーと内容の異なる2公演で、まさにサブタイトルの通り、歌にトークにとスペシャルな夏を楽しめる企画を用意し、特別で忘れられない1日をファンに届けた。
2部のディナーショーは、会場の後ろまで丸テーブルがぎっしり。ラグジュアリーな雰囲気の中、ドレスアップしたファンが食事を楽しんだ後、幕を開けた。
ステージ袖から、スッキリと大人っぽい黒系のスタイルで、ファニが登場。名バラード「胸が痛くても」で、しっとりとオープニングを飾り、持ち前の力強くも切ない歌声で、早くもファンの心をわしづかみに。
「こんばんは。ファニです。1部のランチショーが終わって、ディナーショーが始まりましたが、先ほどより多くの方が来てくださったようですね。お会いできて、本当にうれしいです」とあいさつしたファニ。
フリーアナウンサー、Yumiの司会で、まずはトークコーナーから。
1部が終わった後、ホテルの部屋で休んでいたというファニは、その間Instagramに、胸元が開いた白シャツ姿の写真をアップ。
撮りたてほやほやの写真がスクリーンに映し出され、ファニのセクシーショットにファンも大興奮(笑)。
「暑かったので、服を着替える前に撮りました。窓越しにプールで泳いでいる人たちを見たんですけど、僕は泳げないので、服でも脱ごうと思って」とユーモアたっぷりに話したかと思うと、カッコいいキメ顔に話が及ぶと照れなのか、「これは“暑い”って表情です」と淡々と解説した。
さらに、Instagramにアップされている写真の中から、7歳の甥っ子と愛犬の写真も公開。甥っ子との2ショットは「写真を撮らないと言うので、“おもちゃを買ってあげるから”って言ったら、素晴らしい笑顔をしてくれて(笑)」と裏話を明かし、「兄が忙しくて、(甥とは)年に1回ぐらいしか会えないので、その分会ったときはすごくうれしいです」と優しい叔父の顔を見せ、13歳だという愛犬は「目が見えなくて、完全におじいちゃん(笑)。よく抱っこしてあげるんですけど、面倒くさそうに嫌がるんですよ」と愚痴をこぼしながらも目尻を下げ、ほのぼのとした関係性が垣間見えた。
ファニといえば、現在韓国で放送しているキム・ウビン&スジ(miss A)主演の水木ドラマ「むやみに切なく」のOSTに参加。スクリーンには、倒れたスジの元にキム・ウビンが駆け付けるという、ファニのOSTが挿入されたドラマのワンシーンが映し出された。
自分が歌うドラマOSTは悲しい曲が多く、主人公が幸せなときではなく、死んだり別れたり、振られたりするときに挿入されることが多いというファニ。
「できれば幸せなストーリー展開のときに、曲が流れたらうれしいですけど、僕の声自体、悲しみが入り混じっていて、皆さんがそういうものを望むので、仕方ないです」と今回も主人公が悲しい、切ない展開のときに流れる曲だと紹介した。
また、7月29日に釜山で、女性シンガーGUMMYとコンサートを行ったばかりのファニ。GUMMYとは、彼女がデビューのときからの知り合いで、13~14年の付き合いになるとか。スクリーンに、ファニも見たことがないという、2014年年末に行われたFly To The SkyとGUMMYのジョイントコンサートの模様が映し出され、「もう2年経つんですね~」としみじみ。
「GUMMYは歌が上手いので、一緒にステージに立っていて不安に感じないし、お互いに100%信じ合っています。だから息もぴったり。曲のクライマックス部分をパワフルに歌い上げることができるので、その部分をハーモニーで歌うと、ファンの皆さんにすごく喜ばれます」とGUMMYへの絶対的な信頼を見せた。
続いては、5月のタワーレコード渋谷店でのファンミーティングでも行われ、好評だった「お悩み相談」コーナーへ。今回も「お役に立つかどうか分からないけど…」と自信なさげだが、始まってみると的確にアドバイス!
最初の相談者は、偶然にもなんと、5月のファンミーティングで「愛する人への告白を迷っている」と相談した女性。その後、告白が成功したとのことでファニをはじめ、全員から祝福され、今回の相談は「バイク好きの彼氏の趣味にどこまで付き合ったらいいですか?」というもの。
ファニは「(バイクは)見た目はカッコいいけれど、危険だからなぁ。特に後ろに乗る人のほうが。韓国には、天然パーマでB型のバイクに乗る彼氏とは付き合うな、という言葉があるんですよ(笑)。彼氏には1人で乗ってって。もし、一緒に乗るにしても、気を付けてください」と優しく気遣った。
「ダイエットしたいけれど、運動は嫌いです。どうしたらいいですか?」という悩みには、食事管理だけでもダイエットになるとし、「僕は夕飯を食べていません」と自身の生活習慣を伝授。
「東京で暮らす26歳の息子とケンカ中です。あした会ってから帰るか、会わずに帰るか迷っています」という相談の神戸から来た女性には、「僕もそうでしたが、そのぐらいの年というのは、自分が1番だと思っている時期。自分が悪かったと分かっていると思うんですけど、それを認めることができない年頃なので、お母様が一歩引いて、息子さんを温かく見守ってあげたらいいと思います。会わずに帰るのはよくないです」とキッパリ。
続けて、「僕も若い頃、母とケンカしたときは、言葉で表現するのが嫌だったので、携帯メールで謝ったことがあります。そういう方法もいいと思うし、逆にお母様の方から息子さんにメッセージを送るのもいいのでは。母からメッセージがくるっていうのは、息子の立場としては胸が痛むと思います」と自身の経験も交えて誠実に答え、相談者が「あした息子に連絡して帰ります」と言うと、ファニはうれしそうな表情を浮かべた。
ファンの悩みを率直な意見で、スッキリ解決したファニは、サイン入りカードケースとFly To The Skyの2014年のコンサートDVDをセットにして、3人にプレゼント。
さらに、選ばれた3人との2ショットチェキ撮影では肩を組んだり、握手したりするなどファンをもてなし、喜ばせた。
自身が出演したドラマ「オーバー・ザ・レインボー」のOST「Tomorrow」を歌い、美声を震わせたファニは、8月上旬に「むやみに切なく」のOSTがリリースされること、年末にコンサートの計画をしていることなど、今後の活動計画も明かし、「アルバムを準備して、皆さんに早くステキな曲をお届けしたいです」と意欲を見せた。
そして、「こうして日本でイベントを終えて韓国に帰ると、いろいろなことを思い出します。親近感を持って、長く付き合っているファンの皆さんが多いので、皆さんが僕のソウルの家の近所にいるような、後遺症のようなものを感じます」とし、「ファンの皆さんもスタッフの方も、ものすごく僕をもてなしてくださるので、もっと頑張ってステキな曲を届けなければ、と日本に来るたびに思います」とマジメな人柄をにじませた。
ディナーショーの締めくくりは、ファニが音頭をとって全員で乾杯し、「お酒を召し上がったので、酔って本音をお届けします」と最後の曲「酔中真談」を披露。ファンを歌でも酔わせ、ステージを後にした。
大きな「ファニ」コールを受け、再びステージに登場したファニは、アンコールで「死にそうだ」を熱唱。会場全員がうっとり聴き入り、ショーは終了。その後、ファニが2ショット写真撮影会で、一人一人と触れ合いながらファンを見送り、夏の夜の夢のような時間が終わった。
会場には、昔からの根強いファンが多く見受けられたが、プレゼントコーナーで、最近ファンになったばかりだという若い女性がステージに上がり、高校1年生だと明かしたとき、ファニもビックリ。
会場からもどよめきが起こったが、司会のYumiが「新人ですよ~。みんなで可愛がりましょう~」と言うと、歓迎の大きな拍手が沸き起こった。
幅広い年齢層を虜にするファニのすごさもさることながら、ファンの温かさも感じられ、そんな一丸となったファンに支えられているファニだからこそ、その応援を力に変え、また次も一段とステキになった姿を見せてくれるに違いない。
取材: Korepo (KOREAREPORT INC)
◆ファニ日本オフィシャルファンクラブ