韓国のバンド「Led apple」のメインボーカルとして活躍をしてきたハンビョルが、5月に日本で初のソロライブを大盛況で飾って間もなく、7月16日(土)東京・ニッポン放送内イマジンスタジオにて昼・夜の2部構成で2nd LIVE「壱-BANBOSHI-vol.2」を開催した。
会場は昼の部も夜の部も参加した多くのファンが集まり、ハンビョルの登場をまだかまだかと心待ちにしているファンの熱気であふれていた。オープニングのVTRが流れるとカウントダウンと共に会場後方からグレーのジャケットにデニム姿のハンビョルが登場し、大きな歓声に迎えられた。
ハンビョルは、ファンひとりひとりの目をしっかりとみつめながらステージへと上がった。バンドメンバーも居ない同ライブでは、ハンビョル一人だけの2回目のソロライブとなり少し緊張した面持ちでスタート。
カバー曲や秋に発売予定のアルバムに含まれる新曲をふくめ、さらに夏の夜を涼しくするようなバラード曲など、全12曲を披露した。
手拍子と共に始まりドラマ「不躾にゴーゴー」のOST曲「Shooting Star」を笑顔で歌い「みなさんお久しぶり!みなさんのソロ歌手ハンビョルです」と会場を和ませると、2曲目の「Run to you」を歌うときには「みなさんStand up!」というハンビョルの掛け声と共にファンも一緒に歌い大盛り上がり。
ハンビョルの熱いファンサービスに会場からは黄色い歓声が上がった。
日本のオリジナルの新曲「ずっと笑顔で」は、うれしい気持ちを表現した明るいバラード曲でしっとりとしたハンビョルの歌声と甘い歌詞が幸せな気分にさせてくれる曲だ。この曲は昼の部でも、ファンと一緒に歌った曲で、2部では「みなさん練習しましょう」とファンと共にメロディーの一部を練習する場面も。恥ずかしそうにしているファンに、「ちゃんと歌って(笑)」とハンビョルが声をかけると、照れくさそうに「ハーイ」と笑いながらもファンも一緒に両手をふりながらメロディーを口ずさんで歌うなど、会場一体になった場面もみられた。
また、ハンビョルが一番好きなアルバムだという2016年にグラミー賞を受賞した世界的有名アーティストAdele(アデル)の「All I ask」をカバーして歌うと、得意とする流暢な英語でピアノの伴奏に合わせ、しっとりときれいな発音の歌詞が会場に響きわたった。
他にも、韓国でも大人気の楽曲、日本の有名なアーティスト、サザンオールスターズの「TSUNAMI」や、ハンビョルも好きな日本の人気ロックバンドOne ok rockの「Wherever you are」を披露。アコースティックギターの演奏と共にハンビョルのハスキーな歌声が、本人たちの姿を思い出させるかのような完ぺきな日本語で歌い上げた。
「皆さんがとても良く知っている曲なので緊張しました」と話しながらも、歌手としての魂とアーティストとしての意地を感じさせる真剣なハンビョルのステージに心をうたれた。
更に、昼の部では歌っていない新しいアルバムのタイトル曲「KISEKI」を披露。
これまでは、暑い会場を涼しくさせるようなバラード曲を歌ったが、ロック調の音楽がかかると明るくライトアップされた会場を一気に燃え上がるような熱気で包んだ。
同曲を含む新しいアルバムのリリース日は未だ決まっていないが、レコーディングがまだ少し残っていて、韓国では発売のタイミングが重要と話しながら、ロックやバラード曲に対する熱い思いをもっているハンビョルは、「心配しないで、問題ない」とファンに期待を抱かせた。
終盤では、ドラマ「キレイな男」のOST「お前に行く」を歌い、「チャングンソクに少し似ていると言われた」と冗談を言ってファンを笑わせるなど、愛嬌あるトークで会場をわかせ、ファンからは「ハンビョルがNo.1」と声が上がると、少し照れた表情をみせた。
同ライブで同じく披露した新曲の「冬の風(日本語ver.)」は思えば思うほど切なく、家族や友達、大切な人に会いたくなるようなバラード曲で、ハンビョルのハスキーボイスと高いメロディーラインが力強く会場に響きわたった。
あっという間に時間は過ぎ約1時間半のライブは残すところラスト1曲となった。
最後に歌った曲「今、僕の名前を呼んで」は、今まで歌った曲の中でカバー曲ではなくLed appleの本当に大好きな曲と紹介し、「緊張します、一人でのライブは未だ慣れない、難しい」と話しながらも、胸にそっと手をあて一生懸命に力強く歌いあげた。
翌日17日には、ハンビョルのファンミーティングが開催され、「みなさん、明日も来てくださいね、チケットは未だ買えます。一人でも、お友達と一緒でも大丈夫です…なぜなら、チケットは未だ沢山あるから!」と話し、ファンの笑いをさそった。
ソロ活動2回目のライブは、ハンビョルの更に磨きがかかった聴くものを引きつけてやまない歌唱力や、会場のファンとのコミュニケーションを楽しむトークも繰り広げられ、秋頃に発売を予定している新しいアルバムを期待させるイベントとなり大盛況で幕をとじた。
ライブ終了後には、ハイタッチ会やチェキの撮影会も行われ、ハンビョルと身近でふれあう機会も設けられた。
取材Korepo(KOREAREPORT INC)
■ハンビョル ソロ2nd LIVE「1-BANBOSHI-vol.2」
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