女優パク・シネが抱える主人公としての重荷「ドクターズ」

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ドラマ「ドクターズ」に出演中の女優パク・シネが、説得力の強い演技力をアピールして視聴者の共感を引き出している。心の傷を克服して成長するドラマのキャラクターとひとつになることができるのは、パク・シネのしっかりした演技力があるから可能だと言える。
パク・シネは、SBSの月火ドラマ「ドクターズ」で反抗児から神経外科のフェローになったユ・ヘジョン役で熱演中だ。幼い頃に再婚した父親と継母に愛されなかったヘジョンは、遅ればせながら悟った祖母の愛のおかげで医者という夢を実現することができた。

18歳の幼い年で自分を一番愛してくれた祖母を医療事故でなくしたヘジョンは、患者の生命を救うことだけに専念して生きてきた。そして祖母の医療記録を見るために国一病院に契約社員として就職して、昔の恩師であり先輩のジホン(キム・レウォン)の助けを借りるようになった。
そんな中でヘジョンは、顔面麻痺で病院を訪ねた継母と冷ややかな再会をした。13年前に父親とは縁を切ったとは言うものの、遠くから父親の姿を眺めたりした。

また、ヘジョンは祖母との懐かしい過去を思い出して切ない思いを現わしたりした。表面は強くてがさつに見えるが誰よりもろくて優しい面が現われたシーンだった。またジホンとの対話で見せた医者としての使命感はヘジョンがどれほど正義感があってしっかりしているのかを見せてくれた。
ヘジョンという人物がこれほどまでに共感を得るのは、やはりパク・シネという俳優の演技に裏付けられている。「ユ・ヘジョン=パク・シネ」という公式を作り出すほどにパク・シネは、ヘジョンと完全にひとつになって最適な演技を見せている。

特にヘジョンは、自分に唐突な愛を告白するジホンに対する胸のときめきを隠そうと努力しているが、その度にかすかに震える目つきと当惑した気配がありありと見える表情などは視聴者の胸までときめかせている。

2016.07.06