ドラマ「ラブレイン」の俳優チャン・グンソクが8年ぶりに韓国の漢陽(ハニャン)大学を卒業した。学位授与式では壇上に上がり、卒業生を代表し感想を伝えた。学長からは感謝状を授与され、学校側からも「特別功労賞」を受賞し、満面の笑みを浮かべた。
大学側は、「チャン・グンソクは、韓流ブームを牽引し漢陽大学の名声を高めた。」とし、「奨学金を寄付するなどの功労を認め、特別功労賞を授与することにした。」と発表した。これを受け、チャン・グンソクは、「こんにちは。 06学番(=2006年の入学者)のチャン・グンソクです。 8年かけて、かろうじて卒業させていただいたというのに、特別功労賞までいただき恥ずかしい限りです。」と述べた。続けて、「学校には本当に感謝しています。今後も『愛校精神』を発揮し、漢陽大学の名声を高めて参ります。」と、感想を締めくくった。
なお、この日はチャン・グンソクの他、08年入学でドラマ「太陽を抱く月」の俳優チョン・イル、01年入学の女優ヤン・ミラなどの芸能人が卒業を迎えたこともあり、多数のメディアが取材に駆けつけた。同大学の演劇映画科は、芸能関係の学部としてはトップクラスの名門。過去にも、ドラマ「冬のソナタ」の女優チェ・ジウ、映画「空気人形」や「グエムル〜漢江の怪物〜」の女優ペ・ドゥナ、映画「シルミド」の俳優ソル・ギョング、ドラマ「パリの恋人」の俳優イ・ドンゴンなどのスターが入学したが、チェ・ジウとイ・ドンゴンは中退または除籍されていた。
一方、チャン・グンソクは、2011年に母校へ12億ウォン(約1億2千万円)を寄付していたことが今回明らかになり、ネット上では話題になっている。一部のネットユーザーからは、「グンちゃん太っ腹!」、「見た目と違って性格は男前だね〜」、「素晴らしい母校愛だ」など、彼の過去の善行を褒め称えるコメントが相次いだ。
その反面、一部のアンチファンからは、「兵役入隊前の男で卒業に8年もかかるなんて相当遊んだね〜」、「成績で卒業できないからカネで処理したのか」、「卒業証書落札!金で買えるものは買っておかないと…」など、冷ややかなコメントも。
たしかに、この寄付金額は、母校への寄付としてはまれに見る大金だ。
過去に、ガールズグループ「少女時代」のソヒョンが母校の東国(トングク)大学に1億ウォン(約1千万円)、女優のムン・グニョンが光州(クァンジュ)国際高校に1億ウォン(約1千万円)、ソロ歌手のSE7ENが 国民(クンミン)大学に2000万ウォン(約200万円)を寄付した事例を見れば、その豪快さが分かる。
「JYJ」のジュンスや俳優イ・ミンホ、俳優で歌手のイ・スンギなどと同じ1987年生まれのチャン・グンソク。ことしは1986年、1987年生まれのトップスターたちの軍入隊が相次ぐ見通しなので、もしかしすると近々グンちゃんの丸刈り姿が見られるかもしれない。
長年の学生身分を終え、その男前な魅力にはさらに磨きがかかりそうだ。