”麻薬”から“自殺未遂”まで…俳優キム・ソンミンの波乱人生とは…

”麻薬”から“自殺未遂”まで…俳優キム・ソンミンの波乱人生とは…

麻薬容疑での執行猶予期間に再び麻薬に手を出すなど、罪質が重いと判断されたが1年前、法廷で見た俳優キム・ソンミンの顔には反省と後悔の念が感じられた。そんな彼が自殺未遂を起こし、韓国芸能界に大きな衝撃を与えている。

24日、瑞草(ソチョ)消防署によるとキム・ソンミンは同日深夜、自宅トイレで意識を失った状態で発見され、病院へ緊急搬送された。現場には、彼自身が自ら命を断とうとした痕跡があり、自殺未遂であることが明白だった。

高視聴率を記録したドラマの男性主人公であり、週末ドラマでは”お馴染”の芸能人として愛された彼が、どうしてこのような人生を歩むことになったのだろうか。

まず、薬物に関する話は無視できない。キム・ソンミンは去る2008年4月と9月、また翌年8月にフィリピン・セブ島で購入した麻薬を下着と旅行用バッグなどに隠し、韓国に密輸。その後、4度にわたり投薬した。ここに、大麻吸引容疑まで加わり、2010年に拘束起訴された。

KBS2バラエティ番組「ハッピーサンデー−男子の資格」でエネルギー溢れる姿を見せていたキム・ソンミンだが、薬物問題で多くの視聴者にショックを与えた。もちろん、ドラマファンも同様だった。

結局、キム・ソンミンは2011年1月、懲役2年6か月、追徴金90万4500ウォン(約9万円)の実刑判決を受けた。しかし善処を訴えて控訴し、裁判所はキム・ソンミンが初犯である点、特に密輸は営利目的ではなく個人消費目的であった点などを考慮して懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡した。

しかし、この執行猶予期間満了まであと2週間残した時点で、再び逮捕された。再度、麻薬に手を出したキム・ソンミンは、”また”犯罪者となってしまった。

法廷で見た彼の顔には、後悔、苦悩が滲んでいたと韓国記者は話す。結局彼は、懲役10か月を言い渡され、ことし1月に出所した。すでに家庭をもつ身であったため、自粛の時間を家族と共に静かに過ごしていたようだった。

しかし、家庭に戻った後もつらい時間が待っていた。何が彼を自殺未遂という極端な状況に追い込んだのか、警察捜査で今後明かされていくだろう。

何より、現在キム・ソンミンは意識不明の状態であるため、すべては彼の回復を待つほかない。

「いまは下り坂。すぐに上り坂になるだろう」と、希望を語っていたキム・ソンミン。「男子の資格」で見せたポジティブなパワーをもう一度見せてほしい、ファンはそう願っている。

WOW!korea提供

2016.06.24