やっぱり「花より団子」!
関東から九州までの各地で桜が満開になった。この週末は、どこの花見の名所も、大勢の花見客で賑わうだろう。
もちろん、桜が主役なのだが、昔から「花より団子」と言われるように、酒とツマミも花見には絶対に欠かせない。特に、美味しい料理があれば、桜の美しさも一層引き立つに違いない。
そこで、お勧めしたいのが韓国料理の数々。今回は、手軽に作れて大勢の人で一緒に味わえるメニューをピックアップしてみた。それが「キムパプ(韓国風のり巻き)」「チャプチェ」「チヂミ」である。
さあ、この特集でそれぞれのメニューのレシピを覚えて、実際に作ってみよう。きっと、花見がもっと盛り上がるだろう。
なお、東北や北海道はまだ桜が咲いていないところが多いけれど、今から事前にチェックしておくのもいいかも。ぜひ参考にしてください。
キムパプ/韓国風のり巻き
□材料
温かいご飯 180g/塩 小さじ1/4杯/ゴマ油 小さじ1杯/いりゴマ 小さじ1/4杯
韓国風カニカマ 1/2本(縦長に半分に切る)
※韓国のカニカマは日本のカニカマの倍ほど長い。スーパーなどで購入できるが、日本のカニカマ2本で代用することも可能。
人参 長さ18~19cm、6mm角の拍子切り/タクワン 長さ18~19cm、6mm角の拍子切り
キュウリ 長さ18~19cm、6mm角の拍子切り
卵 1つ/焼きのり 1と1/2枚/薄切り牛肉 30g
[薄切り牛肉用のタレ]
醤油 大さじ1と1/2杯/酒 大さじ1杯/砂糖 大さじ1杯/ミリン 大さじ1/2杯/おろしニンニク 大さじ1/4杯
以上の材料をすべてかき混ぜれば完成
□作り方
◆下ごしらえ
①キュウリを縦長に1/8くらいに切る。内側のタネの部分を切り落として、残った部分を6mm角に切り、塩を軽く振って10分くらい置いて水気を出す
②人参も6mm角に切って、固めに塩茹でして水気を切っておく
③タクワンも6mm角に切っておく
④卵をわりほぐしてフライパンに流し込む。卵焼きを作るように端からクルクルと巻き、6mm角の太さに焼き上げる
⑤牛肉を準備した牛肉用のタレで炒める
※長く炒めると肉が固くなるので、全体に火が通ればOK
⑥①と②で準備したキュウリと人参をフライパンで軽く炒める
◆調理方法
①ボールに温かいご飯を入れて、塩、ゴマ油、いりゴマを加えて全体的によく混ぜる
②のり巻き用の巻きすのこの上に、のりを1枚縦長に置く。その下半分に半分に切ったのりを重ねる
※のりを重ねるのは破れにくくするため
③先の②の上に①で味付けしたご飯を均等に敷き、手前側1/3くらいまでに下ごしらえで準備したキュウリ、人参、タクワン、玉子焼き、牛肉、そしてカニカマを彩りよく並べて、形が崩れないよう一気に巻き上げる。
④水につけた指先で③で巻き上げたのりを端から端まで軽く湿らす
⑤2~3分落ちつかせたら、10等分に切り分けて完成
※③の具の長さが足りないときは、10cmの具材を2本並べても可
チャプチェ/春雨と野菜の合わせ
材料
韓国風春雨:150g/醤油:小さじ1杯を2つ/皮なし小エビ:20g/イカ:20g
人参:15g/玉ネギ:30g/しめじ:20g/きくらげ:15g/赤ピーマン:5g
緑ピーマン:5g/ホウレン草(茹でた物):15g/サラダ油:小さじ1杯/塩:少々
ニンニクのみじん切り:小さじ1/2杯/砂糖:小さじ1杯/いりゴマ:小さじ1杯
作り方
◆下ごしらえ
①春雨ときくらげは、最低でも1時間以上、水に漬けて戻しておく
②イカ、人参、玉ネギ、赤・緑ピーマンは4mm幅の千切り。ホウレン草は5cmの長さに切る
◆調理方法
①鍋に700ccの水を入れて、醤油を加える。煮立ったら下ごしらえで準備した春雨を入れて1分程茹でる。その後、ザルに移して水気を切る
②フライパンで人参、玉ネギ、きくらげを炒める。その後、しめじ、小エビ、イカ、ニンニクを加える。小エビの色が変わり始めたら、ピーマンを加えて塩で味を調えてから、火を消す。
③ボールに①を入れてホウレン草、ゴマ油、醤油、砂糖、いりゴマを加えて味をなじませる。
④②のフライパンに③を入れてよく混ぜる。
海鮮ネギチヂミ
□材料
A
皮なし小エビ 20g/イカ 20g/ニラ 10g/万能ネギ 10g
薄く切った人参 5g/玉ネギ 10g
B
小麦粉 15g/米粉 5g/とき玉子 1/2個分/水 大さじ1と1/2杯
塩 小さじ1/4杯/砂糖 小さじ1/4杯
※米粉は中をモチモチ、外をカリカリにするために必要。ない場合は、小麦粉20gで代用することもできる
作り方
◆下ごしらえ
①材料Aの小エビから玉ネギまでの具をすべて5mmくらいの粗みじん切りにする。ただし、人参だけは、薄く切ってから5mm角に切る
②ボールに①を入れて、材料Bをすべて入れてよく混ぜる
◆調理方法
①フライパンにサラダ油を少し多めに入れて中火で温める。
②フライパンに、下ごしらえで準備した②を大さじに山盛り一杯分ずつ注いで、スプーンの背で材料の上を軽くなでながら、4~5cmほどの丸型を作る
③火を弱火にして、両面がこんがりきつね色になるまで焼きあげる。中まで火が通るように注意する。
(文=「ロコレ」編集部)
コラム提供:ロコレ
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