普通、俳優のインタビューが終わると、二つの考えに分かれる。「また会いたい俳優」もしくは「二度と会いたくない俳優」。そういった面でカン・ドンウォンは前者になる。また会いたいという程度ではなく、ずっとちょくちょく会いたい俳優だ。単純に外見のせいではない。正直でむだのない性格と話し方が男女関係なくハマってしまうのだ。
身を惜しまず“激しく”活動をしていたおかげで、昨年は結構カン・ドンウォンに会うことができた。新年第1作目の映画「検事外伝」公開前に会った彼は、相変わらず小さな顔にいたずらっぽさがあふれる少年のような笑顔に豪快な性格で楽な雰囲気を作り出した。
“万人の恋人”となったカン・ドンウォンの理想のタイプは「お腹の肉がない女性」と聞いてショックを受けた女性は少なくないだろう。こういったことをポンッと言い出したかと思うと、「昔の話ですよ」と言って笑ってみせた。
彼は「少しそういったのもあるんですが、今はなくなりました。食べることを楽しみつつ腹を満たす人でなければいいということだったんです。今は体形をどうこう言いません。やせていればやせているなりに、ふくよかならふくよかなりに魅力があるじゃないですか。女性と一緒になる場に行けば、みんなそれぞれで様々な魅力を感じます」と明かした。
カン・ドンウォンはこれまで大きなスキャンダルはなかった。それは徹底した管理のおかげだと言える。本人もスキャンダルが出るのを極度に嫌がった。カン・ドンウォンは「仕事以外のことを言われるのはすごく嫌でした。(私生活の公開が)20代の時はものすごく嫌でした。しかし今は大好きなことが明らかになって、残りのことには神経を使いたくありません」とし、「誰が何と言っても、そのままにしておきます」と語った。
昨年の映画「群盗:民乱の時代」、「黒い司祭たち」に続き、今月3日に公開した「検事外伝」でもカン・ドンウォンは秀麗な顔を見せた。外見で一人とびぬけていることは、否定できない事実だ。「映画より俳優が目立つ場合」について切り出すと、カン・ドンウォンは「すごくいいわけでもないけど、すごくよくないわけでもないですね」と述べた。
続けて「キャラクターをうまく演じたという側面での話にもなります。監督がうまく撮ってくださればそれでいいのではないでしょうか」と冗談を言いながら、「『黒い司祭たち』はチェ助祭の成長期が中心の映画で、キム・ユンソク先輩が支えてくれたので可能だったんです。またファン・ジョンミン先輩が支えてくれたので、飛び回ることができました。僕一人がすごくからできる、ということではないんです」と明かした。
「検事外伝」のマスコミ試写会の時に、一番コミカルなシーンとして挙げたダンスのシーンについて聞かないわけにいかない。カン・ドンウォンは「ダンスをする時、何度も吐きそうになりました。ロングテイクで長く、たくさん撮ったんです。本当に失神したように床に倒れこみました。一日中撮ったことを思い出します」と苦労を振り返った。
映画「検事外伝」は、殺人の濡れ衣を着せられ収監された検事(ファン・ジョンミン)が、刑務所で出会った“イケメン詐欺師”(カン・ドンウォン)の容疑を晴らして釈放させた後、彼を動かして自身の汚名を返上する様子を描いた作品。韓国で今月3日に公開し、大ヒットを記録している。
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