2PM Jun. K、家長の特別なパワーを見せる!「覆面歌王」

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人気アイドルグループ2PM Jun. Kが、「覆面歌王」に出演して途方もない実力と切ない事情まで公開して視聴者の心を捕らえた。エネルギーにあふれた「野獣ドル」であるとだけ思われていた彼は、責任感の強い息子であり家長であり、デリケートな感受性を持ったひとりの男だった。
31日午後4時50分から放送されたMBC「僕らの日曜の夜-覆面歌王」(以下「覆面歌王」)では、「四角い夢」と「音楽大将」の対決が描かれた。この日敗れた「四角い夢」の正体は、2PM Jun. Kだった。

彼はRa.Dの「オンマ(お母さん)」を歌って判定団をうならせた。キム・グラさえ歌が終わった後涙を見せるほどに心のこもった熱唱だった。そして覆面を脱いだJun. Kは、ソンジェ(BTOB)が自身を「2PM ジュンス」だと推測したことについて「名前をかえてから3年も経ちましたが、まだジュンスと言っているのでびっくりしました」と言った。
実は、Jun. Kが名前をかえたのには両親の影響が大きかった。彼は「芸能人として名前を替えるということに反感を持っていました。ところで父も名前をかえることを願ったまま亡くなり、母まで病気になって名前をかえないわけにはいきませんでした」と打ち明けた。

Jun. Kは、日本でのソロ公演の当時、母親が病気のために飛行機に乗る事ができなかった事実を明らかにして、自身の声をきいて元気を出してほしいと願っていることを伝えた。皆をうならせた「オンマ」を歌う間、実はJun. Kも覆面の中で泣いていた。彼は「歌が終わってからも涙が止まりませんでした」とひどく歌詞にのめりこんだことを告白した。
Jun. Kは、母親と弟を家長としてしっかり面倒を見ると明らかにして熱い拍手を浴びた。その後、ステージから降りたJun. Kは、母親にビデオレターを送って「僕の生涯で母に出会ったのは最大の幸運です。お母さん、愛してます」と言って感動をプレゼントした。

常に活気に満ちた明るいアイドルグループのメンバーとだけ知られていたJun. Kは、人知れず胸を痛める男だった。歌を歌う時に深い感性がにじみ出るのもある面、様々な事情を抱えているせいかもしれない。特にこの日の「覆面歌王」で選曲した歌は、全て彼の雰囲気とぴったりあって心の琴線に触れた。
ステージを終えて、しばらくの間うつむいたまま涙をのんだJun. Kは、肩の荷がとても重く見えたが、家長としての役目を誰よりうまくやりこなすことだろう。本気のこもった歌はいつも正しい。Jun. Kのステージがまた聴きたくなった。

2016.02.01