<コラム>「シークレット・ガーデン」ヒョンビン、時代劇への期待感

<コラム>「シークレット・ガーデン」ヒョンビン、時代劇への期待感

ドラマ「私の名前はキム・サムスン」や「シークレット・ガーデン」で主演を務めた韓国俳優ヒョンビン。彼が初めて挑戦する時代劇映画のポスターが公開された。

「宮廷女官チャングムの誓い」以降、「朱蒙(チュモン)」、「イ・サン」、「トンイ」など、時代劇のドラマは、日韓で高い人気を得ている。幅広い世代から支持された結果、毎年数本の時代劇ドラマが誕生している。

そして、今現在も高麗王朝(朝鮮王朝の直前)と中国の元王朝との話を描いたドラマ「奇皇后」が絶賛放映中だ。また、時代劇とは言い難いが、時代劇の要素をロマンチック・コメディーに取り入れたドラマ「星から来たあなた」も好調。

そんな中、ここ数年では映画界でも時代劇の人気が高まっている。2012年作のイ・ビョンホン主演映画「王になった男」や2013年作のソン・ガンホ主演映画「観相」は、韓国で1000万人の観客を動員し、大きな反響を呼んだ。

そして、その勢いをつなぐべく、ことしも大型の時代劇映画が誕生する。韓流スターのヒョンビンが主演を務め、5月に公開される「逆鱗」だ。監督はイ・ジェギュ。有名なドラマ監督ではあるが、映画監督としては「逆鱗」がデビュー作となる。

公開されたポスターには、昔ながらの無精ヒゲで強烈な眼力をアピールしているヒョンビンの顔と、「正祖1年、思悼世子の息子が王に即位すると、陰謀と反逆が絶えなかった。」と、意味深なキャッチコピーが掲載されており、ファンの期待度を高めている。

ヒョンビンは、初めての時代劇演技となる今回の映画で、若いカリスマ国王「正祖」役を演じる。正祖は、ドラマ「イ・サン」で俳優イ・ソジンが演じた人物。身分の低い母親の「トンイ」から生まれた国王「英祖」が、自ら殺すしかなかった息子の思悼世子(荘献世子)。正祖は、その思悼世子の息子だ。幼い時に目撃した父親の死がトラウマになっていた人物。一生を帝王学と暗殺の危機と付き合っていた人物。国王になってから、朝鮮王朝のルネサンスを開いた人物。そして、今も「大王」と呼ばれている数少ない国王なのだ。

また、「正祖」のブレーン的な役割で王の書庫管理人の役には、実力派俳優のチョン・ジェヨンが、プロの首切人(死刑執行人)役には演技派俳優のチョ・ジョンソクがキャスティングされている。

女優陣もまた豪華な顔ぶれで、宮内一の野心家「貞純王后」役を女優ハン・ジミンが演じる。彼女の「イ・サン」での役柄や「屋根部屋の皇太子」などでの役柄としては、想像もできない悪役である。

そして、正祖の母親であり、亡き思悼世子夫人の「恵慶宮洪氏」役は、女優キム・ソンリョンが演じ、存在感を増している。彼女は最新ドラマ「相続者たち」で、イ・ミンホの母親の役であり、ミスコリア出身の女優としては珍しく、中年の全盛期を迎えている。

ストーリーの面では、正祖の即位元年(1776年)を時代背景に、王の暗殺をめぐる権力争いや様々なエピソードを面白おかしくアレンジした話が展開される予定。

韓国ドラマ「チェオクの剣」、「ベートベン・ウイルス」、「キング〜 Two Hearts」などをヒットさせたドラマ演出家のイ・ジェギュ監督。そして、除隊後の復帰作として時代劇を選んだヒョンビン。大体の俳優が嫌がる軍隊を、わざわざ「海兵隊」を選択して入隊していた彼の選択には、皆がびっくりしていた。

今回の映画「逆鱗」の選択は、どのような結末になるだろう。ドラマ「私の名前はキム・サムスン」と「シークレット・ガーデン」以来、韓流トップスターへの仲間入りを果たした彼の新たな「キャラクターチェンジ」と「除隊後の演技力」には、またもびっくりするかもしれない。

2014.01.22

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