美しくて楽しい道だけ歩けたら良いだろうが、そんなにたやすい事だけあるわけではない。「痛いから青春だ」という言葉のように防弾少年団が成長通をたっぷり経験している。もっと高い所に上がるためには避けることができない苦痛だ。それでも防弾少年団は負けずに危機をかきわけて進んでいる。
27日に所属事務所のBig Hitエンターテイメントは、「27日と 28日に神戸ワールド記念ホールで開催予定だった『2015 BTS LIVE 花様年華 on stage ~Japan Edition~』の公演を取り消すようになった」と謝罪の公知文を発表した。
その理由は、公演前にSUGAとVがめまいをを訴えたという。ふたりは病院でCTを撮影した結果、大きな異常はないという診断を受け、知らせをきいたファンは胸をなでおろした。
しかし、3日後に今度はRAP MONSTERの負傷のニュースを知らせた。30日のKBS 2TV「歌謡大祝典」のリハーサル中に転んで、結局本番のステージには6人のメンバーだけが立った。RAP MONSTERも大きな負傷ではなかったが、相次ぐ悪い知らせにファンの心は穏やかではない。
2013年6月にデビューした防弾少年団は、翌年3月にデビューしてから10ヶ月目にファンクラブを創立して順調に歩んできた。当時のファンカフェの会員数は5万人を超えたほどだ。デビュー曲「No More Dream」から「N.O」、「進撃の防弾」、「BOY IN LUV」、「DANGER」など自分たちのポジションを固めたことが初盤から通じた。
防弾少年団は、デビューしてからまだ2年にならないうちに「人気スター」に急浮上した。4月に発表した「花様年華パート1」のタイトル曲「I NEED U」で1位の歌手になり、先月出したパート2の「RUN」で人気を引き継いでいる。韓国はもちろん海外ファンまで魅了して次世代の「ワールドドル」の足場を堅めている。
デビュー 3年目、アイドルの成長の理想的な姿を見せている防弾少年団だ。デビュー当初からチームカラーを確実に構築して継続してアルバムを出して魅力と実力を同時に備えた彼らだ。絶えず努力してより良い方向に成長しようとする真心が音楽ファンにそのまま伝わったようだ。
しかし、良い出来事には邪魔もまた多いものだ。長い空白期間ほどファンにとって悲しい事はないので、今までメンバーは続けて新しいアルバムを出してステージに立ち続けた。体力的に手に余る時もあったが、夢見て来たステージなのでいつも最善をつくして歌とダンスをしてきた。
人気をあつめてトップに近付くほど雑音が絶えなかった。その度ごとに防弾少年団は賢明に対処した。ファンも心から彼らを応援した。メンバーとファンが息を合わせて今の防弾少年団を作りあげたのだ。
防弾少年団は今年、「花様年華」のアルバムシリーズで青春を歌った。彼らの愛と痛み、彷徨と燦爛とした瞬間を歌に込めた。まるで自分たちの話をするように、ただ青春について代弁した。歌詞に描かれたように危なげな青春だが走るしかない現実、現在の防弾少年団がまさにそうだ。