【現地レポ】「EXO」、SUHO「簡単ではなかった」…5人で乗り越えたツアーの舞台裏、約3万3000人と感動のフィナーレ

グループ「EXO」がファンと共に熱狂的なステージを作り上げ、6度目の単独コンサートツアーを華やかに締めくくった。数々のヒット曲が響き渡るたびに会場は大合唱に包まれ、メンバーたちは予定になかったステージを追加するなど、ファンの熱い声援に応えた。

「EXO」は8日午後5時、ソウル・ソンパ(松坡)区のオリンピック公園KSPO DOME(旧体操競技場)で、6度目の単独コンサートツアーのアンコール公演「EXO PLANET #6 - EXhOrizon [dot] -」の最終公演を開催した。6日から3日間にわたって行われた今回の公演は、視界制限席を含む全席が完売し、約3万3000人を動員。最終日の公演は、世界23地域の764館の映画館でもライブビューイングとして中継された。

今回の公演は、4月のソウルを皮切りに、ホーチミン、名古屋、台北、バンコク、マカオ、大阪、ジャカルタ、香港、クアラルンプール、マニラ、東京、カオシュン(高雄)、シンガポールの世界14地域で全27公演にわたって開催されたツアーのフィナーレ。2025年12月のファンミーティング、MMAのステージ、2026年1月の8thフルアルバム「REVERXE」の活動へと続いた一連のプロジェクトを締めくくる意味も持つ。「EXO」は最新アルバムの収録曲からデビュー初期のヒット曲までを網羅したセットリストで、ファンに特別な時間を届けた。

公演は序盤から圧巻だった。直径23メートルの大型リングLEDを王冠に見立て、その間からメンバーたちが姿を現すと、会場には大歓声が響き渡った。「EXO」は8thフルアルバムのタイトル曲「Crown」で幕を開け、「Monster」に続いて「Suffocate」を披露。「Suffocate」では中央のステージ装置に上がってパフォーマンスを繰り広げ、照明や階段式リフトなどを活用した演出で、力強さからセクシーな魅力まで多彩な姿を見せた。

オープニングステージを終えると、メンバーたちはファンにあいさつした。CHANYEOLは「最後まで誰もけがをすることなく、無事に公演を終えられたらうれしいです」と呼びかけ、D.O.は「貴重な日曜日に僕たちの公演を見に来てくださって、本当にありがとうございます。きょうは少し曇っていますが、この天気を変えてしまうくらい、思い切り盛り上がりましょう」とあいさつ。さらに「アジアツアーを終え、最後にソウルでアンコールコンサートを開催することになりました。これまでため込んできたエネルギーをすべて燃やし尽くします」と意気込んだ。

KAIも最終公演を迎えた寂しさを口にしながら、「きょうが最後の日です。本当に名残惜しいですよね。僕もすごく寂しいので、きょうは全力を尽くそうと思って、昨日もしっかりご飯を食べてきました」と話し、ハイガイのビビンバを食べたというエピソードを披露。さらに「明日は仕事や学校がありますよね。でも、きょうは思い切り遊ばないといけませんよね?」と問いかけ、EXO-L(「EXO」のファンダム〈熱心なファンのコミュニティ〉)の歓声を引き出した。

SUHOは「今、このコンサートを世界中の映画館でも見てくださっているそうです」と海外のファンにもあいさつ。「3日間の中で、きょうが一番テンションが高いです。正直、メンバーたちもきょうが一番テンションが高いと思います」と笑顔を見せ、最終公演への自信をのぞかせた。

CHANYEOLは、この日のドレスコードが茶色だったことに触れ、「ざっと見たところ、ほとんどの方が着てきてくださったようです。97%以上の方が守ってくださったと思うので、合格です」と話し、笑いを誘った。

SEHUNもファンとの交流を楽しんだ。「僕がかわいいものを1つお見せします」と言って、客席に向かって「こんにちは」とあいさつすると、ファンも同じように手を振りながら「こんにちは」と返答。SEHUNは「僕が『こんにちは』と言ったら、皆さんも同じように返してくれるのがすごくかわいいんです」と説明した。しかし、メンバーたちが特に反応を示さないと、「メンバーたちとは、もうすぐ20年の付き合いになるのに、意思疎通ができません」と冗談を飛ばし、会場を笑いに包んだ。

その後、「EXO」は「Moonlight Shadows」「24/7」「Gravity」を披露。「Moonlight Shadows」では甘い歌声を響かせ、「24/7」ではファンの心をときめかせるセクシーな雰囲気を演出した。「Gravity」ではメンバーたちが1階のステージを動き回りながらファンにあいさつし、続く「Sweet Lies」「Crazy」では雰囲気の異なるパフォーマンスで多彩な魅力を見せた。

メンバーたちは、ステージの準備過程での裏話も公開した。CHANYEOLは「初めて見るステージが多かったですよね?」と問いかけ、「『Suffocate』の振り付けを準備しながら、ファンの皆さんがこのステージをすごく気に入ってくれるだろうと思いました」と明かした。

また、「Sweet Lies」については「サソリダンスが登場するんです。僕はこれまで一度も、この動きをやったことがありませんでした。練習を重ねてもできなくて、そのまま今回の公演の初日を迎えました。『できないのにどうしよう。SEHUN、どうやるの?』と聞いたら、ワンポイントで教えてくれて、できるようになりました」と説明した。

これにSEHUNは「左足だけを上に蹴り上げればいいんです」と、その場で実演。さらに「EXO-Lの皆さんも家でやって、できた証拠を見せてください」と宿題を出し、笑いを誘った。

公演中盤には、ファンと共に楽しむウェーブイベントも行われた。メンバーたちは、ファンがウェーブに成功したら、全員で「プインプイン」という愛嬌を披露すると約束。最初の挑戦にD.O.が物足りなさを示したため、ウェーブはもう一度行われ、最終的に5人が集まってかわいらしい愛嬌を披露した。さらにファンのリクエストに応え、もう一度愛嬌を見せる場面もあった。

続いて「PLAYBOY」「Artificial Love」「The Eve」「Love Shot」を披露し、会場の熱気をさらに高めた。公演が最高潮に達したのは、ヒット曲メドレーからだった。「Tempo」「Lotto」「Ko Ko Bop」「CALL ME BABY」と、おなじみのイントロが流れるたびに客席の歓声は一段と大きくなり、ファンはメンバーたちと一緒に歌いながら公演を盛り上げた。

続くEDMメドレーでは、会場全体が巨大なパーティー会場へと変わった。「Lucky One」が始まるとファンは立ち上がって音楽を楽しみ、「Power」「Don't fight the feeling」に続いて「Run」が流れると、メンバーとファンが一緒に跳びはねながら熱狂。ステージでは花火の演出も加わり、お祭りのような雰囲気に包まれた。

特に「Run」のステージが終わった後も、ファンからはもう一度披露してほしいという声が上がった。これに応え、メンバーたちは「Run」を再び披露。D.O.が「もう一度やったら、僕たちは次のステージができませんよ」と話したものの、さらにもう一度パフォーマンスを繰り広げ、結果的に「Run」を合計3回披露した。全力でステージを駆け回ったメンバーたちは、最後にはステージに寝転がり、疲れ切った様子を見せた。

思いがけない即興の大合唱も繰り広げられた。D.O.が「僕たちが休むので、EXO-Lの皆さんが歌ってください。セットリストにはない曲ですが、僕が聞きたいんです」と提案。「Don't Go」の一節を歌い始めると、ファンがその続きを歌い、即興の大合唱は3曲にわたって続いた。

この日、客席では公演を見に来ていた「SUPER JUNIOR」キュヒョンの姿も確認された。カメラに映し出されたキュヒョンは、「EXO」のメンバーたちにあいさつし、会場を和ませた。

熱狂的なステージの後は、冬の楽曲を集めたメドレーで雰囲気が一変した。「EXO」は「Sing For You」「For Life」「Universe」に続き、代表的なウィンターソング「The First Snow」を披露。特に「The First Snow」が流れると、ファンはメンバーたちと共に歌い、会場を温かな歌声で満たした。

さらに、異なる空間の背景が重なり合い、まるで道を歩いているような演出が印象的な「I'm Home」と、穏やかな水平線がステージに広がるような「Flatline」で感性的なステージを届けた。その後、制服に着替えて再登場したメンバーたちは、グループの始まりを告げた「History」をはじめ、「LOVE ME RIGHT」「Growl」を披露。デビュー初期から現在まで続く「EXO」の音楽の軌跡を一度に感じられるステージで、変わらぬ実力を証明した。

アンコールでは、また違った魅力を見せた。メンバーたちは頭から足元までキャラクターの着ぐるみに身を包んで登場し、ファンから大歓声を浴びた。客席から「かわいい」という声が相次ぐ中、D.O.は「自分がこれを着るなんて、想像もしていませんでした」と笑いを誘った。

アンコール曲「Paradise」「TENDER LOVE」「Peter Pan」では、ファンと共に温かな時間を過ごした。公演の終わりを前に、メンバーたちはそれぞれの思いを込めて感謝を伝えた。

CHANYEOLは「皆さん、幸せでしたか? 僕も本当に楽しくて幸せでした。この3日間、そして4月からずっとコンサートを続けてきて、たくさんのことを感じました。その中で一番強く感じたのは、ステージの上から皆さんの顔を見て、メンバーたちの声を聞きながら公演をすることが、どれほど幸せなことなのかということです」と振り返った。

続けて「皆さんがいなければ、こうして公演をすることはできなかったと思います。いつも感謝しています。この感謝の気持ちを胸に、もっと良い姿で、皆さんの期待を超える姿で、いつでも戻ってきます。皆さんともっと頻繁に会えるようにしたいです。あまり寂しがらないでください。きょうの公演は本当に最高でした。またたくさん会いましょう」と約束した。

D.O.も「きょうは楽しい思い出になりましたか? この1日は一生忘れられないと思います。本当に楽しい公演でした。皆さん1人ひとりと目を合わせることはできませんでしたが、幸せそうに笑っている表情や目が、すべて伝わってきました。たくさんのエネルギーをもらいました」と感謝を伝えた。

さらに「皆さんも僕たちから、たくさんエネルギーを受け取ってくれましたか? きょう会場に来てくださった皆さんも、映画館で見てくださっている皆さんも、そして力を尽くしてくださったすべての方々も、いつも健康で幸せで、病気をせずに過ごしてほしいです。皆さん、いつも心から感謝しています。本当に大好きです」と思いを明かした。

KAIは「3日間、それぞれ違った楽しさがあったと思います。その3日間が合わさって『dot』が完成した気がします。皆さんのエネルギーがまったく衰えなくて驚きました」と振り返り、「皆さんに負けないように一生懸命練習して、もっとかっこいい姿で戻ってくるので、もう少しだけ待っていてください」と呼びかけた。

そして「僕が愛するステージに立てるよう、会場を埋めてくださってありがとうございます。だから、これからもずっと来てくださいね。約束ですよ」と感謝を伝え、目を潤ませる場面もあった。

SUHOは、長いツアーを共にしたスタッフやメンバーたちにも感謝を伝えた。「4月から、ほぼ半年間一緒に頑張ってくださったSMのコンサート演出チーム、企画チーム、スタッフの皆さんに心から感謝しています。本当に多くの方々がいてくださったからこそ、誰1人けがをすることなく、健康にコンサートを終えることができました。何より客席を埋めてくださったEXO-Lの皆さん、本当にありがとうございます」と語った。

続けて「実は簡単ではありませんでした。『EXhOrizon』を準備するときも、新しいアルバムを準備するときも簡単ではありませんでした。それでも、お互いを信じ、支え合い、ついてきてくれた『EXO』のメンバーたちに、心からお疲れさま、ありがとうと伝えたいです。本当に多くの方々がいてくださったからこそ、きょう再びこの場所に立ち、良いステージをお見せすることができました」と率直な思いを明かした。

さらに「『Run』で3回も跳びはねたので、すごく疲れたからなのかもしれませんが、この時間が止まってほしいと思いました。それほど幸せだったんです」と告白。「メンバーたち、そしてEXO-Lの皆さんと一緒に跳びはねているときは、すべてを忘れて、この会場には僕たちしかいないような気がして、本当に幸せです。これからもお互いを愛し、大切にし合う良い関係でいられたらと思います。心から愛しています」と伝えた。

そして「『EXO』の5人は、また新しい音楽とパフォーマンスで戻ってきます。2026年のクリスマスも、年末年始も楽しく過ごしてください。そして、できるだけ早くまた会いましょう」と再会を約束した。

SEHUNは「僕は普段、スケジュールがあるときはあまりご飯を食べないんです。食欲がないからなのか、終わったと思ったら急にお腹がすいてきました」と話し、笑いを誘った。

さらに「カセ(KAI×SEHUN)が来週から何かを披露する予定です。たくさん期待して、愛してくださったらうれしいです。パフォーマンスは本当にすごいです。『ぶちかました』という表現がぴったりだと思います。皆さんが見て、厳しく評価してください」と予告し、期待を高めた。

こうして「EXO」は、全32曲にわたるステージを通じて、約3万3000人のファンと共に6度目の単独コンサートツアーの長い旅路を締めくくった。圧巻のパフォーマンスと数々のヒット曲、ファンとの楽しい交流、そしてメンバーたちの率直な思いが詰まった今回の公演は、5人が今なお持つステージでの底力と、EXO-Lとの強い絆を改めて証明する時間となった。

 

WOW!Korea提供

2026.11.08