
映画「暗殺者(たち)」が歴史歪曲(わいきょく)論争に巻き込まれる中、第37回シンガポール国際映画祭の開幕作として予定通り上映されることが明らかになった。
シンガポール国際映画祭(SGIFF)は、「第37回映画祭の開幕作である『暗殺者(たち)』(The Assassin(s))をめぐる一連の議論を認識している」とコメントした。
続けて、「『暗殺者(たち)』の制作陣の創作上の意図を尊重しており、本作は予定通り第37回シンガポール国際映画祭の開幕作として上映される」と明らかにした。
また、「本作は芸術的な成果と現代アジア映画への貢献を基準に、独立した作品選定プロセスを経て選ばれた」と説明した。
さらに、「制作陣は本作について、歴史的事件に架空の人物や状況を組み合わせた、映画的想像力による創作物だと説明してきた。また、歴史的な結論を下したり、事実を歪曲したり、何らかの政治的目的のために制作された作品ではないことも明確にしている」とし、「こうした背景を踏まえ、本作を1つの創作物として上映したい」との立場を示した。
最後に、「私たちの役割は、シンガポールやアジアをはじめ、世界各地の意義ある映画に発表の場を提供し、観客が多様な物語や視点に触れられるよう支援することにある」と強調した。
これに先立ち、「暗殺者(たち)」は1974年に起きた陸英修(ユク・ヨンス)夫人銃撃事件をモチーフに、事件をめぐるさまざまな疑惑や仮説を映画的な想像力によって再構成したことで、歴史歪曲(わいきょく)論争に巻き込まれた。
特に、朴正熙(パク・チョンヒ)政権が事件を計画したとする、いわゆる「自作自演説」を連想させる設定が盛り込まれているとの指摘が上がり、議論が続いている。
「暗殺者(たち)」は、1974年8月15日に韓国社会に衝撃を与えた大統領夫人銃撃事件をめぐり、その疑惑と黒幕を追う物語で、現在韓国で上映中だ。
■以下、シンガポール国際映画祭の公式声明全文。
シンガポール国際映画祭(SGIFF)は、第37回映画祭の開幕作である「暗殺者(たち)」(The Assassin(s))をめぐる一連の議論を認識しています。
SGIFFは「暗殺者(たち)」の制作陣の創作上の意図を尊重しており、本作は予定通り第37回シンガポール国際映画祭の開幕作として上映されます。
本作は、芸術的な成果と現代アジア映画への貢献を基準に、SGIFFの独立した作品選定プロセスを経て選ばれました。
制作陣は本作について、歴史的事件に架空の人物や状況を組み合わせた、映画的想像力による創作物だと説明してきました。また、歴史的な結論を下したり、事実を歪曲したり、何らかの政治的目的のために制作された作品ではないことも明確にしています。SGIFFもこうした背景を踏まえ、本作を1つの創作物として上映したいと考えています。
「暗殺者(たち)」は、トロント国際映画祭でワールドプレミア上映された作品です。韓国映画振興委員会の資料によると、韓国公開後、現在までに約250万人の観客を動員し、秋夕(チュソク、中秋節)連休期間には約47%の座席販売率を記録しました。
SGIFFの役割は、シンガポールやアジアをはじめ、世界各地の意義ある映画に発表の場を提供し、観客が多様な物語や視点に触れられるよう支援することにあります。
SGIFFは、第37回映画祭にお越しになる観客の皆様をお迎えし、多彩で充実した映画や体験をお届けできることを楽しみにしています。
WOW!Korea提供






