【制作発表会】キム・ジウォン、約2年ぶり復帰に「手が少し震える」…『ドクターX ~白衣のマフィア~』で天才外科医に

ム・ジウォンが、『涙の女王』以来約2年ぶりにドラマへ帰ってくる。復帰作に選んだのは、日本の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』を韓国でリメイクした『ドクターX ~白衣のマフィア~』。大ヒット作の次に選んだ新たな挑戦を前に、「手が少し震えています」と率直な心境を明かした。

7日午後、韓国・ソウル陽川(ヤンチョン)区木洞(モクトン)のSBS社屋で、SBS金土ドラマ『ドクターX ~白衣のマフィア~』(以下、『ドクターX』)の制作発表会が行われ、イ・ジョンリム監督をはじめ、キム・ジウォン、イ・ジョンウン、ソン・ヒョンジュ、キム・ウソクが出席した。


『ドクターX』は、“手術室の狂犬”と呼ばれる天才外科医ケ・スジョンが、卓越した手術の腕を武器に病院内の不条理を打ち破っていく痛快なメディカルノワール。

日本で長年人気を博した『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズを原作とし、その魅力を生かしながら韓国ならではの物語へと再構築した。

イ・ジョンリム監督は「原作が持つ骨格や魅力的な設定は最大限生かしました。一方で、再解釈した部分も多く、原作とは異なるところもあります。韓国の情緒に合うよう脚色しようとしました」と説明。

さらに、「原作には厚いファン層がいるので、その魅力をできるだけ残そうとしました。ただ、情緒的な部分ではかなり変化を加えています」と、韓国版ならではの違いを予告した。

■『涙の女王』以来約2年ぶり…キム・ジウォン「手が少し震えています」

キム・ジウォンが演じるケ・スジョンは、医師人材紹介所に所属し、大学病院に派遣される天才外科医。既存の秩序にとらわれることなく、病院を揺さぶっていく人物だ。

tvNドラマ『涙の女王』で記録的なヒットを記録したキム・ジウォンにとって、今作は約2年ぶりのドラマ復帰作となる。

キム・ジウォンは「久しぶりにごあいさつするので、手が少し震えています。ワクワクしていますし、緊張もしています」と率直に告白。

「空白期間中は、次にどんな姿をお見せできるだろうと考えながら過ごしていました。個人的にも準備しながら待つ時間がありましたが、今回とても素敵な役をいただき、出演することになりました」と振り返った。

出演を決めた理由については、「監督の作品を以前からとても楽しく見ていたので、信じてついていきたいと思いました。一緒に出演する方々のお名前を聞いて、すごく気になりましたし、欲も出ました。素晴らしい先輩方とご一緒できることも、いい機会になると思いました」と説明した。

一方、イ・ジョンリム監督もキム・ジウォンへの厚い信頼を明かした。

「最初にキム・ジウォンさんに会った時、イ・ジョンウンさんをキャスティングすると伝えたら、大きな拍手をして喜んでいました」と振り返り、「ケ・スジョンには、その人生を支える過去の物語があります。その過去まで説得力を持って演じられる俳優でなければなりませんでした。キム・ジウォンさんはまさにそういう俳優でした」と説明。

さらに、「僕がキム・ジウォンさんを選んだというより、僕の方がキム・ジウォンさんに選んでもらったんです」と語った。

■華やかな『涙の女王』から一転、“そぎ落とした”天才外科医へ

キム・ジウォンは今回、ビジュアルから大きな変化を見せる。

「ラフなショートヘアにして変化をつけました。前作では華やかさやファッションをお見せする部分が多かったのですが、この役ではできるだけそぎ落としたいと思いました」と明かした。

『涙の女王』で見せた華やかな姿とは一転し、飾り気を抑えた天才外科医として新たな顔を披露する。

また、難易度の高い手術シーンにも挑戦。「毎作品、新しい挑戦をしているような気持ちです」とし、「医療監修の先生にたくさん助けていただきました。手術の細かな部分までとても気を配ってくださり、私以上にスタッフの皆さんが何倍も苦労されたと思います」と撮影を振り返った。

■イ・ジョンウンと待望の共演「ファン心まで満たされた」

イ・ジョンウンは、ケ・スジョンら医師を病院に派遣する人材紹介所の所長チャン・ヒスクを演じる。

自身の役について、「ケ・スジョンのような医師を紹介する役です。優れた実力を持つ先生たちが、その力を発揮できるよう手助けします。もちろん、お金も稼ぎます」とユーモアを交えて紹介した。

キム・ジウォンとの“ウォーマンス”も作品の見どころの一つ。

イ・ジョンウンは「以前から一緒に作品をする機会を探していました。彼女と仕事をした作家や監督たちが、本当にたくさん褒めていた俳優です」と明かし、「私自身もこの役が気に入りましたし、一緒にやればいいシーンを作れると思いました。歴史を共にするような瞬間もあり、満足度が高いです」と語った。

キム・ジウォンも「本当に良かったです」と笑顔を見せ、「イ・ジョンウン先輩は、ご存じの通り本当に愛らしい方です。そばで見ているだけでも幸せでした。演技面でもたくさん学びましたし、個人的なファン心まで満たすことができました。まさに一石二鳥のケミストリーでした」と共演への喜びを伝えた。

■ソン・ヒョンジュ、数十年ぶりに“病院”へ

ソン・ヒョンジュは、大学病院の院長プ・スングォン役を務める。

「非常に悩みの多い人物です。新旧の調和について悩み、病院の発展についても考えています。僕はとても大変です」と冗談を交えて紹介。

さらに、「新人だった頃に医師役を演じたことがあります。その時の『看護師さん、手術の準備を』というせりふを今でも覚えています。それから数十年ぶりに、今度は病院長を演じることになりました」と笑いを誘った。

キム・ウソクは、大学病院のインターン、パク・テギョン役。「ケ・スジョンの後をずっとついて回る人物です。さまざまなことを経験しながら、“本物”とは何なのかを考えていきます」と説明した。

■韓国版は“メディカルノワール”…病院という巨大組織を描く

SBSはこれまで『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズなど、数々のメディカルドラマを送り出してきた。そんな中、『ドクターX』が打ち出すのは“メディカルノワール”という新たな色だ。

イ・ジョンリム監督は「大きなカテゴリーで見ればメディカルドラマです。病院という組織、権力をめぐる物語、ヒューマンドラマ、痛快さといった要素は基本的に持っています。そこにノワールを加えました」と説明。

「病院も一つの巨大な組織だという点に重点を置きました。さまざまな利害関係が存在する中で、登場人物たちがどのような選択をするのかを描こうとしました」と、作品の方向性を明かした。

近年、SBSの金土ドラマからは視聴率10%を超えるヒット作も相次いでいる。

視聴率について聞かれたイ・ジョンリム監督は、「僕の誕生日が9月21日なので、初回視聴率は9.21%を目標にしています」とユーモアを交えて回答。

キム・ジウォンが「視聴率については話したことがありません」と答えると、イ・ジョンウンはケ・スジョンのせりふになぞらえて「失敗しません」とコメントし、笑いを誘った。

■キム・ジウォン「勇気を出して選んだ作品」

最後にキム・ジウォンは、約2年ぶりとなる復帰作への特別な思いを語った。

「勇気を出して選んだ作品です。台本を読みながら、『いつ、こんな作品に挑戦できるだろう』と思いました」

そして、「私も多くの方から愛されるメディカル作品を一つ残したいと思いました。後から振り返った時に、この作品に出演できたことを光栄に思えるだろうと感じました」とし、「プレッシャーもありましたが、最善を尽くしました。それだけ欲を持って挑んだ作品です」と力を込めた。

『涙の女王』で大きな人気を集めたキム・ジウォンが、日本を代表する人気医療ドラマの韓国版でどのような天才外科医を見せるのか、注目が集まる。

『ドクターX ~白衣のマフィア~』は10月9日午後9時50分より韓国SBSで放送スタート。日本ではNetflixで10月9日より配信される。

 

WOW!Korea提供

2026.10.07