
tvN「ユ・クイズ・オン・ザ・ブロック」などに出演し、重度の自閉症がある息子を一人で育ててきた作家のチョン・ギョンチョルさんが、この世を去った。
発達障害支援専門家フォーラムのチョン・ユジン代表は6日、自身のSNSを通じて「2026年9月5日午後7時56分、チョン・ギョンチョル作家が亡くなりました」と訃報を伝えた。
チョン代表は「葬儀は本人の意向に従い、家族だけで行われる」と明らかにし、故人の冥福を祈った。
故チョン・ギョンチョル作家は、重度の自閉症がある27歳の息子を一人で育ててきた。末期の肝臓がんと診断された後は、自分が亡くなった後に一人残される息子のことを案じ、息子が安心して暮らせる場所を探していた。その過程は、エッセイ『こんにちは、ピーターパン』にもつづられている。
故人のこうした事情は、ことし3月にMBC「実話探検隊」で紹介され、多くの関心を集めた。その後、8月12日にはtvNのバラエティー番組「ユ・クイズ・オン・ザ・ブロック」に出演し、息子への愛情や自身の思いを率直に語った。
故人は「実話探検隊」の放送をきっかけに、息子を引き受けてくれる施設を探すようになったと明かしていた。
闘病中だった故人はその一方で、発達障害のある人たちが共に暮らせるコミュニティー「ネバーランド」の設立にも取り組んでいた。自身と息子の物語をつづった『こんにちは、ピーターパン』の印税や関連収益を「ピーターパン財団」の設立基金として寄付し、発達障害のある人たちを24時間支援できるコミュニティーを作る計画を明らかにしていた。
自分が亡くなった後に息子が生きていく場所を探すことにとどまらず、他の発達障害のある人たちやその家族を支えるコミュニティーを夢見た故チョン・ギョンチョル作家。その思いは、最期まで途切れることなく受け継がれていたという。
WOW!Korea提供

