「イベントレポ」「aespa」、初の高尺ドームを溶かした“圧倒的メタリックサウンド”… 猛暑を超える3万5000人の熱気

■高尺ドームを楽しむ余裕…3万5,000人との距離を縮める

初の高尺ドームであったが、「aespa」はスケールに圧倒されなかった。むしろ、広大な空間をどのように楽しむべきか知っている様子だった。

「Angel 48」と「Camouflage」では、レモネード缶の形をしたムービングカーに乗って客席の間を巡り、蛇のように伸びた突起ステージ(花道)も積極的に活用した。アンコールでは再びピンクのムービングカーに乗り込み、客席をゆっくりと回りながらファンと目を合わせ、絶え間なく手を振った。巨大なドームの物理的な距離を、ステージ演出とファンサービスで縮めた。

韓国語だけでなく英語、中国語、日本語を交えて言葉をかける姿からも、ワールドツアーを重ねてきたチームの余裕がにじみ出ていた。

サウンドもまた公演のスケールを押し上げた。ライブバンドは聞き慣れたヒット曲をよりアグレッシブに変奏し、オーケストラはボーカル中心のステージに深みを加えた。パフォーマンスとバンド、オーケストラを往復しながら27曲の質感に変化をつけたおかげで、長いプレイタイムでも流れが単調にならなかった。

アンコールでは「YEPPI YEPPI」「ICU」などを歌い、再び客席の近くへと向かった。ファンを見つけるたびに目を合わせ、ポーズを取る姿からは、「大きな会場」にのまれることなく、その空間自体を楽しむ「aespa」の余裕が感じられた。

「aespa」のメンバーたちにとっても、初の高尺ドームは特別な意味を持っていた。

WINTERは「私たちがここを埋められるなんて想像もしていなかったけれど、本当に感謝している」と感動を伝えた。GISELLEは「すべてMY(ファン)のおかげ」と語り、NINGNINGは「ツアーがこれから始まるので、世界中のファンに会えるのが楽しみだ」と話した。

KARINAは「2日間の公演が皆さんにとっても大切な思い出になれば嬉しい」とし、「『aespa』を選んでくれて感謝している。これからももっとかっこいい『aespa』になる」と約束した。

ソウル公演は終わったが、ツアーはまだ始まったばかりだ。「aespa」は台北、サンパウロ、ワシントンD.C.、ロンドン、バルセロナなど、世界25の地域へとステージを広げる。初の高尺ドームを熱狂させた「aespa」の次の目的地は、いよいよ世界だ。

 

WOW!Korea提供

2026.08.09