【制作発表会】ソ・ジソブ「父親の心情に挑戦したかった」…「エージェント・キム」への思い語る



父親が娘を救うため、再び危険な男となって立ち上がる――。SBS新金土ドラマ「エージェント・キム:リアクティベーティッド」(以下「エージェント・キム」)が、痛快なアクションとブロマンス(男同士の友情)、そして父性愛を描く復讐(ふくしゅう)アクションドラマとして、26日に韓国で初放送を迎える。

25日、ソウル・ヤンチョング(陽川区)モクトン(木洞)のSBS社屋で「エージェント・キム」の制作発表会が行われた。会見にはイ・スンヨン監督をはじめ、ソ・ジソブ、チェ・デフン、ユン・ギョンホ、チュ・サンウク、ソン・ナウン(元「Apink」)が出席し、作品の見どころや撮影秘話を語った。

「エージェント・キム」は、ごく普通の父親が唯一の娘を取り戻すため、“世界で最も危険な男”となって戦う“パパ・ユニバース”復讐アクションドラマ。スペクタクルなアクションに加え、男同士の熱い友情、そして父娘の絆を描く濃密な人間ドラマも見どころとなっている。

同作は同名NAVERウェブトゥーンを原作に、「偉大な願い」「30日」「ファーストライド」のナム・デジュンが脚本を担当。「ワンダフルワールド」「トレーサー」「ボイス2」のイ・スンヨン監督と、新鋭のイ・ソウン監督がタッグを組み、原作の魅力を生かしながらドラマならではの物語を描き出した。

イ・スンヨン監督は、「平凡な父親が、娘を捜すため隠してきた過去と向き合いながら奮闘する物語です」と作品を紹介。「ウェブトゥーンならではのスピード感を生かしながら、ドラマとしての物語を加えました。原作の持つ力強さや面白さを損なわないよう、物語の厚みも大切にしました」と自信を見せた。

ソ・ジソブは、中小貯蓄銀行に勤める平凡な会社員でありながら、実は数々の特殊任務を遂行してきた元北派工作員、キム部長を演じる。娘には優しい父親である一方、敵の前では冷徹なカリスマを放つ二面性を持つキャラクターだ。

出演を決めた理由についてソ・ジソブは、「またアクションドラマをやりたいと思っていました。アクションに引かれて台本を読み始めましたが、その中に描かれたキム部長の人生や、娘を捜しに向かう父親の姿が自分にとって大きな挑戦になると思い、出演を決めました」と語った。

また、「主君の太陽」以来13年ぶりとなるSBSドラマ出演については、「1996年に『モデル』でデビューして以来、SBSで多くの作品に出演してきました。出演作にも恵まれ、SBSは私にとって故郷のような場所です。慣れ親しんだ環境で、とてもリラックスして撮影することができました」と笑顔を見せた。

会見では、昨年放送され高い人気を集めたリュ・スンリョン主演の「ソウル自家に大企業勤務のキム部長」とタイトルや主人公名が似ていることについても話題が及んだ。

これに対しソ・ジソブは、「その作品は見ていません。作品の方向性がまったく違うので、特に意識することはありませんでした」ときっぱり。「『エージェント・キム』は痛快なアクションだけでなく、それぞれのキャラクターが抱える物語もしっかり描かれています。その点も楽しんでいただければと思います」と、本作ならではの魅力をアピールした。

会見では、本作の見どころの一つであるアクションについても話題が及んだ。

ソ・ジソブは、「難易度で言えば“上”です」と笑いながら、「『広場』などこれまで演じてきたアクション作品では、命を懸けて戦う人物を演じてきました。一方、『エージェント・キム』では娘と生きていくために戦う父親です。同じアクションでも、その切実さや感情の込め方はまったく違います」と語り、本作ならではのアクションの魅力をアピールした。

ソン・ナウンは、キム部長が娘ミンジとの接し方に悩む時に支えとなる同僚社員であり、謎に包まれた人物サンア役を演じる。チュ・サンウクは、用心棒からチュハク建設会長にまで上り詰めた“裏社会の伝説”チュ・ガンチャン役を担当。さらに、チェ・デフンはテコンドー金メダリストで元秘密工作員のソン・ハンス役、ユン・ギョンホは“戦場の神”と呼ばれた元秘密工作員で、娘ダビンの父親パク・ジンチョル役を務める。

チェ・デフンは、「本格的なアクション作品に出演するのは今回が初めてなので、自分にとっても大きな挑戦でした。素晴らしい俳優の皆さんや監督とご一緒できることが出演を決めた理由です」と語った。

ユン・ギョンホは、「ソ・ジソブ先輩やチェ・デフンさんと共演できることが大きかったですし、“パパ・ユニバース”という世界観や、熱い父性愛を描く物語にも魅力を感じました」とコメント。さらに、「10年前、イ・スンヨン監督の作品にホームレス役の端役で出演したことがありました。その時、自分がやりたかった演技をさせてもらい、『いつか恩返しがしたい』と思い続けてきました。また、『野人時代』以来25年ぶりにSBSへ戻ってこられたことも感慨深いです」と喜びを語った。

今回、本格的な悪役に初挑戦するチュ・サンウクは、「ユン・ギョンホさんは本当におしゃべりなんです」と冗談を飛ばし、会場の笑いを誘った。その一方で、「ここまで明確な悪役は初めてでしたが、とても魅力を感じました。撮影が終わるまで新鮮な気持ちで、本当に楽しく演じることができました」と振り返った。

キャスティング秘話についてイ・スンヨン監督は、「チェ・デフンさんはキャスティングを進めていた頃、偶然食堂でお見かけしました。ユーモアあふれる父親役を探していたのですが、『この人しかいない』と思いました」と笑顔で明かした。また、ユン・ギョンホについては、「『トラウマコード』を見て、コミカルな演技もシリアスな演技もこなせる俳優だと確信しました。本当に苦労して出演をお願いしました」と振り返った。

さらにチュ・サンウクについては、「本当に多くの俳優を候補に挙げましたが、運命のようにチュ・サンウクさんと出会いました。断言しますが、『エージェント・キム』を境に俳優チュ・サンウクの印象は大きく変わるはずです」と強い期待を寄せた。

ソン・ナウンも、「これまで経験したことのないジャンルだったので興味を持ちましたし、以前からぜひ共演したいと思っていた先輩方が出演されると聞き、出演を断る理由はありませんでした」と笑顔で語った。

また、娘を救うために命懸けで戦う父親を描くストーリーから、世界的ヒット映画「テイケン」を連想するという質問も飛んだ。

これに対しイ・スンヨン監督は、「私たちの作品は『テイケン』を超えます」と力強く宣言。「『テイケン』の魅力を受け継ぎながらも、『エージェント・キム』にはより深い物語があります。ユーモアもあり、俳優たちの演技も生き生きとしていて、見応えもさらに増しています」と作品への自信をのぞかせた。

「エージェント・キム」は26日に韓国で放送がスタートする。日本ではNetflixで配信予定だ。

 

WOW!Korea提供

2026.06.25