「BTS」Jinへの強制わいせつ容疑の日本人女性、裁判に異議申し立て



「BTS(防弾少年団)」Jinに突然キスをした容疑で裁判にかけられた50代の日本人女性A氏が、自身の裁判に関連して異議を申し立てた。

ソウル東部地方検察庁は2025年11月、A氏を強制わいせつ容疑で在宅起訴した。その後、ソウル東部地方法院刑事9単独は、来る7月にA氏に対する公判期日を2回行う予定だ。

これに関連し、A氏は法律代理人を通じて裁判所に公判期日進行に関する異議および権利留保通知を提出したことが確認された。その後、裁判部の決定はまだ下されておらず、今後の裁判にどのような影響を及ぼすのかも注目されている。

検察などによると、A氏は2024年6月13日、ソウル市ソンパ(松坡)区のチャムシル(蚕室)室内体育館で行われたファン100人とのファンミーティングイベント「フリーハグ」に参加し、Jinを抱きしめながらJinの頬に無理やりキスをした。

これに対しJinは直ちに体を背け、困惑した表情を隠せなかった。その後、A氏は自身のSNSを通じて「Jinの首に唇が触れた。肌がとても柔らかかった」という文章も残した。

その後、これを目撃したファンは、国民申聞鼓(オンライン民願処理システム)を通じて公共の密集場所でのわいせつ行為容疑について、捜査を求める申し立てを行った。

これを受けて事件を引き継いだソウル松坡警察署はA氏を立件し、出頭を求めたが、捜査にかなりの時間がかかると見込まれたため、昨年3月に捜査中止を決定していた。

しかしその後、A氏は最終的に韓国に入国して警察に自ら出頭し、取り調べを受けた。松坡警察署はA氏の強制わいせつ容疑が認められると判断し、検察に送致した。

当時、A氏は芸能人との軽いスキンシップ程度だと考えており、犯行の意図はなかったと主張したが、検察は被害者の意思とは無関係に身体に接触した点や、その後の行動と発言などを総合的に考慮し、容疑は成立すると判断したと伝えられている。

その後、A氏はTBSニュースを通じて自身の起訴について「悔しい。これが犯罪になるとは思わなかった」とし、不当だという心境を明らかにした。

しかしこれに関連し、日本の法律専門メディア「弁護士ドットコムニュース」によると、日本出身の弁護士である小倉正博氏は、韓国刑法第16条を挙げながら、A氏の発言は刑事責任を免れる理由として考慮されることは難しいとの見方を示し、「原則どおり韓国刑法上の強制わいせつ罪が成立すると考えられる」と説明した。

刑法第16条(法律の錯誤)によると、自らの行為が法令によって罪にならないものと誤認した行為は、その誤認に正当な理由がある場合に限り処罰しないと明示されている。

特にこの弁護士は、日本の刑法上でもこの発言は無罪や減軽事由などとして受け入れられないと付け加えた。

A氏が法廷でどのような立場を示すのかにも注目が集まっている。

2026.06.21