「イベントレポ」日本デビュー15年のSHINee 4人で8年ぶりのドーム「- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]」公演開催!( オフィシャルライブレポート)

撮影:田中聖太郎

ここからは懐かしい曲を続けて披露。「Like A Fire」ではONEWとKEYがハイトーンの掛け合いで圧巻の歌力を見せつける。「Colorful」ではビジョンに花が咲き誇る映像が映し出され、客席ではシャヲルの持つペンライトの光が色とりどりに輝き、まるで会場全体が花畑になったかのような美しい景色が広がる。「SAVIOR」ではムービングステージが会場の後方まで移動。ノリノリのダンス曲で、メンバーもシャヲルも音に合わせて飛び跳ねて、まるで巨大クラブのような様相となる。MCを挟んで、新曲「HOURS」を歌唱。ディスコ調のファンク要素のある曲で、ライブ初披露にも関わらず、シャヲルたちも軽快なリズムに乗って体を揺らしていた。

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務所

新曲「소나기 (Still Raining)」のMVがビジョンで流されている間に、メンバーは衣装をモノトーンのドレッシーなものに着替え、おそろいの大きなハットを被ってステージに戻ってきた。スモークが立ち込める幻想的な雰囲気の中、「Don't Let Me Go」が歌われる。ミディアムテンポのバラードナンバーで、ピアノの音色に乗って、恋人との別れを歌った切ない4人の歌声が映える。「Wish Upon A Star」ではオープニングで使用された4台のゴンドラにメンバーが一人ずつ乗る。オーロラのような映像とオーバーラップしながら、甘く感情豊かなボーカルが会場を包んでいった。イントロが鳴った途端、シャヲルから「うわっ」と声が上がった日本語オリジナル曲の「DIAMOND SKY」。ライブでは何度も名場面を作ってきた名曲だ。シャヲルもしっかりと歌詞を口ずさみ、サビではメンバーとともに手を高く掲げて指でダイヤモンドを形作る。間奏でメンバーは口々に「ありがとう」とシャヲルへの感謝を伝え、会場がまさに一つとなった瞬間だった。SHINeeの美しいコーラスワークが堪能できる「Green Rain」では、ONEWが「一緒に歌ってくれませんか?」と呼び掛ける場面も。

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務所

メンバーとシャヲルが声を合わせ、聴く人の背中をそっと押してくれるようなメッセージを、“緑の雨”が降り注いだようなパールアクアグリーンのペンライトの光の中で歌い上げた。そして、ライブ本編の最後を飾ったのは新曲の「Thousand Miles Away」。過去に追った傷を抱えながらも、未来への希望を歌うメッセージソングだ。4人それぞれの歌声が際立つパートから、サビの4人だからこそ奏でられるハーモニーへとつながる流れが聴く者の感情を揺さぶる。歌い終えたメンバーは客席をしっかりと見つめて笑みを浮かべると、ステージを後にした。

アンコールではついに最新アルバム『Atmos』のタイトル曲がベールを脱ぐ。ステージから客席に向かって強い光が放たれ、その中から全身ホワイトの衣装を纏ったメンバーが登場。SHINeeらしい聴くパートによってさまざまな印象を受ける複雑な曲ながら、全体的に爽快感があるダンスナンバーで、彼らのカリスマ性を改めて実感させる。続いて、「Lucky Star」「3 2 1」とテンションの上がる日本語曲をトロッコに乗って披露。シャヲルと笑顔を交わしながら、広いドームを巡った。

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務所


最後のMCでメンバーは、改めて、この日の想いを明かした。ONEWは、実はSHINeeとして日本でライブをするのは、2018年の『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』以来で、「8年という本当に長い時間、こうして待っていてくれて本当にありがとうございます」と述べつつ、「皆さんのおかげで幸せでした」と笑顔を見せた。また、KEYは「今日が最後のステージじゃないから。こうやって応援してくれたら、いつもSHINeeはまた来ます」と約束した。

撮影:樋口隆宏 _ 田中聖太郎写真事務所

そして、「Chemistry」をエモーショナルに歌いあげると、ここまで20曲以上を披露してきたにも関わらず、ラストに激しいダンスナンバーの「Everybody」を持ってくる。残りの力をすべて使い果たすかのように、メンバーは歌い、踊り、シャヲルもありたっけの声を上げる。最後は、床に倒れ込んで天を指差す振付のところを、4人が横一列に並んで立って天を指差し、そのままステージの下へ消えた。ただここでは終わらず、スクリーンにエンディングロールが流されたにも関わらず、止まらない“SHINeeコール”に応えて、Wアンコールも敢行。最後の最後までシャヲルを全力で楽しませ、ライブは幕を下ろした。

 

今回、韓国デビューから18年、日本デビューから15年と、ここまで積み上げてきた楽曲たちが、 “今”の彼らの表現を持って、新曲と並んでも遜色なく聴けたことは、まさにイメージを「THE INVERT」するものだった。MCでKEYも説明していたが、今回のライブは三部作。次の第二章では一体、どんなSHINeeを見せてくれるのか。期待が膨らむ第一章となった。

「撮影:田中聖太郎」

- The Trilogy I - 2026 SHINee WORLD VIII : [THE INVERT]

<日程・会場>

2026年6月5日(金)埼玉・ベルーナドーム  16:30開場 / 18:30開演

2026年6月7日(日)埼玉・ベルーナドーム  14:00開場 / 16:00開演

 

 

■SHINee The 6th Mini Album『Atmos』

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2026.06.07