3つ目の鑑賞ポイントは、「CASHERO」ならではの弾けるような世界観と新鮮な設定を愉快に描いた演出だ。力を振るうたびに粉のように舞い散る“サンウン”の紙幣やあふれ出る硬貨、「ジャラジャラ」という硬貨の音、酒を飲んで次第に赤くなる“ビョン・ホイン”の顔、パンを食べるほど強力になる“パン・ウンミ”の念力効果など、各キャラクターの能力をユーモラスに表現した多彩な演出が、「CASHERO」ならではのトーンを完璧に完成させている。

一方、ヒーローたちと対峙するヴィラン集団“犯人会”との対比される構図も、物語を追うもう一つの鑑賞ポイントとなる。

さらに、“サンウン”の内面を描くナレーションや、アパートや結婚式場といった身近な空間で展開されるさまざまな事件も見どころだ。目と耳を引きつける演出とリズム感のある展開で描かれる「CASHERO」は、2025年末、老若男女が気軽に楽しめる作品として確かな存在感を示しそうだ。

一方、22日に行われた「メリーキャッショロマス！＜CASHERO＞年末ファンイベント」も盛況のうちに幕を閉じた。この日のイベントには、イ・ジュノをはじめ、キム・ヘジュン、キム・ビョンチョル、キム・ヒャンギ、イ・チェミン、カン・ハンナが出席し、ファンと特別な時間を過ごした。
続いて初公開の先行映像やさまざまなゲームが行われ、俳優たちはキャラクター紹介や舞台裏トークを披露。ランダムでのプレゼント贈呈や記念撮影も行われ、熱気に包まれたままイベントは幕を閉じた。

 

WOW!Korea提供